伝泊 The Beachfront MIJORA/奄美大島

建築家の山下保博が手掛ける「伝泊 The Beachfront MIJORA(でんぱく ザ ビーチフロント ミジョラ)」。奄美大島の北部、、空港より車で10分ほどの静かな海辺ににある全13棟のスモールラグジュアリーです。
チェックインは車で5分ほど離れた本館的な建物で行います。この際、宿側の手違いでトラブルが発生し、真心は伝わるがアーバンな対応はできないというサービスレベルに愕然とし、さっそく心が閉じてしまいました。1泊5万も6万も取る宿泊施設であれはない。
気を取り直して部屋へと向かいます。全ては1棟貸し切りタイプであり、今帰仁「MAGACHABARU OKINAWA(マガチャバル)」のようなコンクリート使いです。
部屋に入る。おおー、壁一面がビーチである。壁一面どころが2.5面ぐらいがガラス窓であり、アップルストア級の冷房効率を誇ります。
バスルームもに今帰仁「MAGACHABARU OKINAWA(マガチャバル)」似ている。コレ系界隈で流行っているのかもしれませんが、まあまあ使い勝手は悪いです。ビーチに面しており最高に気持ち良いですが、プライベートビーチというわけではないのでご注意を。
ホテルからの案内では「シャンプー、コンディショナー、ボディークリームは、オーストラリアのイソップ社製品を使用。最高品質の植物原料を使ったこだわりの製品や、一切の動物実験を行わないことでも知られています」とありましたが、ひとかどのイソップ通を気取っていたつもりなのですが、不勉強で中身は私の知らないテイストでした。新製品なんかな。
その他、ベッドシーツや家電、ステーショナリーなどに拘りを感じる部分は多々ありましたが、買って配置して終わりという印象は否めません。冷房の風が直接当たる場所にベッドがあり、居心地の良さなどは劣後のようです。
椅子を引くと誰かの使用済みタオルが置かれたままでした。少し湿っている。また、害虫や害獣も多く、落ち着いてゆっくりできません。
ビーチまでは徒歩数秒であるし、デッキチェアが配備されたテラスも素敵なのですが、いかんせん暑い。夏場であれば朝と夕暮れ限定ですね。というかこの宿は本当に暑い。常時18℃の強風設定していても汗ばむほどです。
というわけで、ハードはイケてますがソフト面がチー牛そのものでした。同じ価格帯のリゾートホテルに比べると全然プーですね。箱が良ければいいってもんじゃない。あくまでロケーションと建物と景観を楽しむだけの超高級エアビーと割り切って訪れましょう。もう一度言います。ここはハコだけです。


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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。