バンタイ(BAN-THAI)/新宿

歌舞伎町に入ってすぐにある老舗のタイ料理屋。色気のありすぎる雑居ビルの3階にあり、いかがわしいことこの上ないのですが、「タイ国政府商務省認定のお店」とのこと。ちなみに上階には熟女キャバクラが入居しています。
エレベータで3階に降りると、まるで魔界の入り口のような重厚な扉が現れます。店内を窺うことができないのがクールですね。ちなみに同じフロアにはガールズバーが入居しています。
木目を中心としたインテリア。意外や意外、100席超えの大箱であり従業員の数もかなりのものです。店名はタイ語で「タイの家」の意であり、普通にタイ語が飛び交っていました。創業は1985年。
ランチメニューは1,000円切りが多いのですが、時間と金を持て余した私は「イサーンセット」を注文。最高値の1,450円です。
イサーン料理の代名詞ともいうべき「ソムタム」。パパイヤのサラダです。酸味と甘味が感じられつつも、現地で食べるそれほどではないにせよ、しっかりと辛い。
スープはまあ、普通のスープです。肉と豆腐の切れっ端がどことなく淋し気。
「ガイヤーン」。「ガイ」は鶏、「ヤーン」は焼くという意味なのですが、イサーンを名乗る料理としてこれほど貧弱なガイヤーンを見るのは初めてです。けちけちした量の鶏肉に取って付けたような調味。決して不味くはありませんが、ガイヤーンとはこれじゃない。
「カオニャオ」はもち米に魚醤や香草の風味をつけたもの。のはずですが、やはり雑に炊かれた感が否めなく、本場のそれには程遠い味覚です。
デザートはココナッツミルクにタピオカ。見た目通りの味わいでした。
うーん、ちょおっとこれは期待外れでした。しかし歌舞伎町で人気のお店であることは間違いなく、これは私のメニュー選びに誤りがあったと納得することにします。まずは1,000円切りの普通の定食から選んだ方が良さそうです。


このエントリーをはてなブックマークに追加 食べログ グルメブログランキング

関連記事
2017年は延べ1ヶ月ほどバンコクに滞在しました。安くて美味しいタイ料理。在住者に勧められたお店ばかりなので、大きく外すことは無いでしょう。
中級者向けのタイグルメ本。バンコクリピーターやタイ料理マニア、タイ在住日本人のほか、現地のレストランオーナーやフードジャーナリストなど、バンコクを知り尽くしたグルメたちのとっておき情報が満載。グルメに関して言えば観光客向けのガイド本とは比べ物にならない情報量です。オススメ!

関連ランキング:タイ料理 | 新宿西口駅西武新宿駅新宿駅