アーノズ(Steak Arno’s Butcher And Eatery)/ナラティワート(バンコク)


ナラティワート通りソイ20にある、熟成肉ステーキハウス。タイ人にも外国人にも大人気のレストランであり、予約必須です。
予約時間にお邪魔すると、まずはウェイティングバーに通されました。コチラの部屋は空調きいており快適に過ごせますが、オープンエアの席が殆どであり、食べ進めていくうちに汗だく必至のお店です。カジュアルな雰囲気であり、短パン・ビーサンでもOK。
エアコンの無い席に通されたのでとにかく暑い。シンハで乾杯。
飲み物で人心地ついたあとは、お肉コーナーへ通されます。冷蔵ケースの中の食材を確認しながら、それぞれ食べる量をしていく。このライブ感は中々の説得力があり、他国のステーキハウスも見習うべき点があるでしょう。
前菜のサラダにはたっぷりのカニ肉。そう、当店のスペシャリテはもちろん牛肉なのですが、シーフードも中々に充実しています。サラダの味わいは標準的なものですが、これだけゴロゴロとしたカニ肉を頬張ることができるのはタイの美点。
ガーリックブレッドが美味しい。遠慮の無いニンニクおよびバターの使いっぷりであり、アメリカなどのそれに比べても遜色のない味わいでした。
二枚貝(アサリ?)をバターとハーブでグツグツしたもの。エスカルゴ的な食べ方です。こちらは火が通り過ぎており貝の身が固くなってしまっていたのが残念。
ラムチョップが特大サイズ。一般的なお店の 2~3倍のサイズ感です。肉質が極上。ラム肉特有の甘くミルキーな風味が口腔内を満たし、品の良い脂の旨味の余韻が続く。火の通りもバッチグーであり、日本いや世界基準で見てもトップクラスの美味しさです。
南国では意識的にワインを避けているのですが、やはり肉と赤ワインの取り合わせの魅力には抗えません。3,000円程度の安ワインですが充分に美味しい。
リブアイ。こちらんもちょうど良い熟成であり、余計なソースなどなくとも旨味がひしひしと伝わってきます。 和牛のシルキーな味覚とは別次元の味わいであり、噛み締めるごとに肉そのものの味が溢れ出る。
もうちょっと食べれるし、何よりラムチョップが旨かった、との結論に達し、ラムチョップをおかわり。そして思い出を裏切らない旨さです。大満足。

以上、食べて飲んで4,500円。最高かよ。東京ならひとり13,000円は覚悟しなければならない量および質でした。サービスは雰囲気など堅苦しいことは抜きにして、とにかく旨い肉をムシャムシャ食べたい時に是非どうぞ。オススメです。



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