タリン・プリン(Taling Pling)/プロンポン(バンコク)

住宅街の奥まった場所に佇む一軒家レストラン、タリン・プリン。
かなり豪華かつモダンなつくりであり、中々にカッコイイお店です。素敵なお庭も広がっており、ランチに来ても気持ち良さそうです(以上、写真は公式ウェブサイトより)。
駅から歩くには遠く、道順もわかりにくいため、タクシーなどで訪れるほうが良いでしょう。事前にお店に連絡しておけば、お店のトゥクトゥクや自転車で迎えに来てくれるサービスもあります。
客のほぼ全ては外国人。日本人も多いですが、この日は西欧人の割合が多く、印象としてはキナリーに近い客層です。
シンハで乾杯。当店はノンアルコールドリンクの種類が極めて豊富なのですが、アルコール飲料の種類が意外に少ないのが面白いところです。
キノコやクラゲがたっぷりで健康になりそう。酸味主体で程よい辛味。前菜に最適な味覚です。
春巻は揚げたてであり、外側のカリカリ感が食欲をそそります。中にたっぷりの春雨と半固形の肉がぎっしり。中々に味付けが濃くシンハが進みます。
春菊でしょうか?油で炒められた菜っ葉はニンニク風味が強烈。油の吸収率も中々であり胃袋に響きます。
スペシャリテのマッサマンカレー。アメリカの人気情報サイト『CNNGo』の「世界で最もおいしい50種類の食べ物(World’s 50 most delicious foods)」という記事で1位に選んだことから世界中で注目を集めました。

いわゆるタイ料理の香りからは程遠く、粘性があり、ややもすると口当たりは日本のカレーに似ているかもしれません。味わいについても刺すような刺激というよりはマイルドな辛味であり、濃厚で芳醇なコクが日本人のカレー好奇心を刺激する。ホロホロに崩れるチキンやペコロスの甘味も名脇役。あまりに旨くものの5分で食べきってしまいました。
デザートには定番のマンゴー・スティッキー・ライス。特大サイズのマンゴーであり、ややあっさりとした味覚でありながらもこの量を食べることができるのであれば大満足。もち米はココナッツミルクで炊いている印象はなく、プレーンなものにソースをかけただけのように感じ、やや物足りない。
マンゴースムージーと迷いましたが、先のデザートと重複してしまうため飲み物はスイカスムージー。やや甘味が強く人工的に感じる風味でした。

これだけ食べてひとりあたり2,000円ほど。安いですねえ。東京だとココイチで好き放題食べたとしても同じくらいの値段になるのではなかろうか。しかもこの店構え、雰囲気、客層。倍請求されたとしても文句がないぐらい満足したディナーでした。


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