バンコク見どころまとめ


9~11月にかけて2週に1度、延べ1ヶ月ほどバンコクに滞在しました。当サイトの本懐であるレストランの紹介は「【保存版】ミシュランを300店訪れた私が選ぶ、バンコクおすすめタイ料理店7選」に譲るとして、当記事ではバンコクの見どころについてご紹介。★の数はオススメ度です。


■両替(Travelex)/羽田空港国際線ターミナル【なし】
31,000円と少しで8,000バーツにしかなりませんでした。円が弱くなったなあと栄枯盛衰を嘆いていると、どうやら私の両替店が悪かっただけであり、基本的には1バーツは3円と少しに変わりは無いようです。制限エリア内のトラベレックスはダントツでレートが悪いので気をつけましょう。というか日本国内で両替しても悪くない通貨はドルとユーロぐらいです。


■NH849【なし】
24:30発のド深夜便です。女の子たちがみんなすっぴんメガネで微笑ましい。日本の女の子はすっぴんでも全然かわいいのに、どうしてあんなにがめついメイクをするんでしょ?
CAにサービスは何も要らないと宣言しひたすら眠る。7時間近いフライトなのに一度もトイレに行かなかった。


■エアポートリムジン(Airport Limousine)/スワンナプーム国際空港【なし】
バンコクでUberは一応違法なので(みんな使いまくってるけど)、エアポートリムジンを利用。一般的なタクシーに比べると2~3倍の価格ですが、安全はお金で買うものです。


■ワット・スラケート(Wat Sraket)/王宮周辺【★★】
小高い丘の上に建つ黄金の塔が印象的。丘全体がコンクリートで固められており近代的な要塞のようにも見えます。もちろん高さがありバリアフリーなどは望めませんが、頂上より俯瞰するバンコク全景は一見の価値あり。


■サオ・チン・チャー(Sao Ching Cha)/王宮周辺【なし】
鳥居のような建物。ここに小船を吊るし、吊るすロープと地面が平行になるまで強烈に揺するという滅茶苦茶な行事を毎年行っていたのですが、墜死する司祭が絶えないため中止となったそうな。LAのマジックマウンテンのアレとコンセプトは同じです。


■ワットプラケオ(Wat Phra Kaeo)/王宮周辺【なし】
バンコク随一の見どころなのですが、最近警備が厳しくなりパスポートの確認が必須です。 プミポン国王の服喪期間であるため真っ黒な服装の人々がたくさん。
入場料は500バーツと結構高い。それでいて凄惨な混雑度合い。こんなに人がいるとまともに楽しむことはできません。入場規制するなり予約制にするなりしないと、せっかくの立派な建造物が色あせて見えてしまいます。


■ワット・ポー(Wat Pho)/王宮周辺【★★】
タイ式マッサージの総本山。大学生の頃にもお邪魔したことがあるのですが、あらためて極彩色の寺院には圧倒されます。
大きな寝釈迦仏もストⅡ世代にはたまらない演出。
敷地内にタイ式マッサージを提供してくれる場があります。予約不要で気軽に入れるのがグッド。詳細は別記事にて


■ワット・アルン(Wat Arun)/王宮周辺【★】
ワット・ポーの裏手から10円ほどの渡し舟を使ってチャオプラヤー川を西へ渡ります。三島由紀夫の小説『暁の寺』の舞台にしてバンコクを代表する風景。

この寺院が目の前に見える素敵なホテルに宿をとりタイ人の女の子を連れ込んだら、窓から一晩中手を合わせ祈りを捧げていて何もできなかった、という笑い話を思い出しました。


■カオサン通り/王宮周辺【なし】
バックパッカーの聖地、カオサン。最近は若干夜の街になりつつあり、世界中からパリピが集う地域になっているそうな。

われわれ健全な青年3人は真昼間に散歩したのですが、それほど出店がでているわけでもなく、見所があるでもなく、ただただ暑い。昼に訪れても見るべきものは特にありません。


■ルンピニ公園(ローイクラトン)/シーロム【なし】
バンコクはとにかく道が悪く、また、無尽蔵に屋台が展開されているので、ランニングを楽しみたい方はココ、ルンピニ公園に来るしか無いようです。代々木公園ほどの敷地に様々な運動器具が散りばめられており、健康的な人々が時間を問わずエクササイズエクササイズ。
この日は11月初旬の満月の夜。ローイクラトンという、タイを代表するお祭りの日でした。
灯篭流し的な作業を行い、農業の収穫に感謝し、水の女神コンカーに祈りをささげ、罪を謝罪し、自らを清めるそうな。都心のド真ん中でフワリフワリと浮く灯が幻想的。


■ダイナソー・プラネット/プロンポン【なし】
マバタキが不機嫌をあらわにしたテーマパーク。確かにココはマジでヤヴァイ。詳細は別記事にて


■エムクオーティエ(EmQuartier)/プロンポン【★】
BTSプロンポン駅すぐの流線型が美しい建物。日本の画一的なショッピングモールに比べ、テナントも内外観もカッコよく映りました。

客も品が良く、女の子たちは総じてオシャレでカワイイ。今年はシンガポール台湾フィリピンと、アジアの色んな国にお邪魔していますが、タイの女の子が一番しっくりくるような気がします(←何が)。ちなみに外国人は日本人が最も多く、続くのはヨーロッパ系という印象で、ちょっと代わった人員構成です。


■BOUNCE/プロンポン【★】
エムクオーティエ(EmQuartier)4階にあるトランポリン・パーク。専用の靴下を買い、1時間料金を支払うと2,000円近くになるという強気の価格設定です。
大技をキメても痛くないようなフカフカなマットや、夢のダンクシュートを実現するシステムなど、様々な工夫が凝らされています。夜には大人向けのイベントやエクササイズ・クラスなども開催されている模様。
トランポリンで跳ねながらのドッジボールはまさにくにおくんの世界。そこまで派手に動かなくても、ただ跳ねているだけで息があがるほどの運動量です。


■メークローン・マーケット(Maeklong Market)/バンコク郊外【★★】
線路まではみ出して盛大に営業するという世にも珍しい市場。列車が近づくと大急ぎで店を畳むので「傘たたみ市場」という異名まであります。
大慌てで閉店するシーンが観光名所であるため、商魂逞しいお店もチラホラ。
我々は線路に面したスムージー屋で列車の到着を持つ。ちなみに当店のスムージーに果物の風味はなくシロップの甘さしか感じられないため、壊滅的に不味いです。
電車が近づく旨のアナウンス(タイ語なのでたぶん)が流れると、車輪のついたテーブルを引き寄せ、庇をバタバタと折りたたみ、あっという間に線路が剥きだしに。列車と衝突しないよう低くレール沿いに並べられた商品は片付けられることがなく、そのまま直情を列車が通過します。
さすがに徐行運転ではありますが、手を伸ばせば触れられる距離を重量物が通り過ぎて行くのは漠然とした恐怖。
見物客だけでなく、車中の人々も身を乗り出しておもむろに撮影。断言しよう。近い将来、自撮りに夢中になった人が必ず事故を起こします。

疑問がひとつ。市場で誰も何も買っていないのです。もはやこれはタイ政府や観光局のようなところが観光客誘致のためにヤラセでやっているのではないか。市場の人々は純粋な商売人でなく、ただのエキストラ=公務員だったりして。売り物はお上から支給されて。


■ダムヌン・サドゥアック水上マーケット(Damnoen Saduak Floating Market)/バンコク郊外【なし】
先ほどは線路×市場というコンセプトですが、今回は運河×市場。300バーツで手漕ぎボートを貸し切り、水上マーケットを巡る。
これがまた恐るべきくだらない品物の数々であり、やはり当市場においてもモノの売り買いというものはされていません。店番の人々はゴロリと寝転がり近づく小船に適当な声をかけるのみ。このような人々がネオ・ラッダイトを支持しするのであろう。
明らかに市場としての使命を全うしていないため、どうにも気になり少し調べてみると、地球の歩き方に「タイ政府が文化保存と観光客誘致のために開発した」としっかり書かれていました。やっぱりね。


■サームプラーン・エレファント・グラウンド&ズー(Samphran Elephant Ground & Zoo)/バンコク郊外【★】
 20分600バーツ(2,000円弱)で象に乗ることができます。象使いのユニフォームに「Floating Market」というロゴが入っていたので、恐らくグルでしょう。巨大な野生のトカゲが飛び出てきたり、結構な深さの池を進んだりと中々にエキサイティングでした。
途中、カメラを向けられ終点でプリントされた写真を売りつけられるという、観光地のお決まりのパターンがあるのですが、そのカメラがスマホなのにワロてまう。

一方、象使いのニーチャンもチップをもらうのに必死だから、象から降り我々のカメラでバシャバシャと撮ってくれたりするので、結果としてプリントされた写真を買う動機は全く失われる。このあたりきちんと統率が取れればパーク全体としての収益は上がると思うのだけれど。


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