Patara Fine Thai Cuisine/トンロー(バンコク)

友人とトンロー駅の改札で待ち合わせ、ソイ55を進むと赤バス乗り場があります。そう、私の現地化が進み、ついにはバスまで乗りこなせるようになりました。
このバスがすごく便利。トンロー通りを5~10分おきにひたすら往復してて、通りで手を挙げればどこからでも乗ることができ、ブザーを押せばどこでも降りることができます。料金は20円ほど。乗ると係員が料金を徴収しに来てくれます。
トンロー19 Alleyで降り高級住宅街を3分程歩くと、右手にラグジュアリー・リゾートのような建物が登場。Patara Fine Thai Cuisineです。
当店はタイ料理のお店なのですが、ロンドンで創業し世界各国に支店を持ち、タイに逆輸入出店されたという変り種。内装や従業員の身のこなしもワンランク上に感じます。
ゲストは100%外国人。連れも「いやあ、ここ、いいっすねえ!接待とかで重宝しそうだ!」と興奮気味。ちなみに彼はバンコクで働いているのにも関わらず現地化に出遅れており、そろそろ私のほうがバンコクに詳しいくらいです。
シンハで乾杯。後述しますが当店の料理はいずれも全く辛くないので、ワインとあわせても美味しく食べれるような気がします。
お通しのえびせん。つけダレがこんな色合いのくせに全然辛くない。
前菜盛り合わせ。左下にある、密度の高いさつま揚げのようなものが印象的でした。
空芯菜の炒め物。茎を3~5ミリほどに細かく割かれており、食感が面白い。調味こそは一般的な炒め物ですが、ありそうでない料理です。
鶏肉と栗の炒め物。なのですが、これは本当に栗か?シャクシャクと長芋のような歯ごたえであり、味は悪くないのですが、皆で首を傾げます。
こちらは豚肉。バラ肉をさらに油で揚げているので、胸にグっとくるものがありました。
ラム肉のマッサマンカレー。タリン・プリンの記事でも紹介しましたが、アメリカの人気情報サイト『CNNGo』の「世界で最もおいしい50種類の食べ物(World’s 50 most delicious foods)」という記事で1位に選んだことから世界中で注目を集めた料理です。

非常に丸みがあり、スパイシーではあるものの全く辛くありません。ジャパニーズ・カレーに複雑さを付与したような味わいであり、日本人であれば誰でも好きな味でしょう。ラム肉も特大サイズがゴロりと食べ応え抜群。本日一番のお皿です。
4種のジャスミンライス。色こそは4つであるものの、黒米以外の違いは判別できず。。。
鴨のコンフィ。ここまで来ると、いったい何料理なのかわかりません。アジア料理にインスパイアされた欧州のシェフの料理のよう。パイナップルの甘味と食感も素敵なアクセント。これだけの料理を1,500円やそこらで食べることができるのは、世界的にも珍しいでしょう。
大人4人で好きなだけ飲み食いし、お会計はひとり3,500円程度。最高か。物価の差を利用して人生を楽しむという戦略はアリですね。

日本で年収500万円の人が1,000万円になるのはとても大変なことだけれど、同じ給料を日本からもらいながらバンコクで生活すれば体感1,000万円以上の生活は楽勝。この価格差を利用する価値は大いにあります。個人的にはスイスで働いてフランスに住むのがオススメです。



このエントリーをはてなブックマークに追加 食べログ グルメブログランキング

関連記事
2017年は延べ1ヶ月ほどバンコクに滞在しました。安くて美味しいタイ料理。在住者に勧められたお店ばかりなので、大きく外すことは無いでしょう。
中級者向けのタイグルメ本。バンコクリピーターやタイ料理マニア、タイ在住日本人のほか、現地のレストランオーナーやフードジャーナリストなど、バンコクを知り尽くしたグルメたちのとっておき情報が満載。グルメに関して言えば観光客向けのガイド本とは比べ物にならない情報量です。オススメ!

関連ランキング:タイ料理 | エカマイ駅 / トンロー駅周辺