Cambalache/メキシコシティ

2020年の元日はメキシコシティにいました。メキシコは日本ほど年末年始色は強くないものの、やはり元日はお休みのお店が多い。目当てにしていたお店がことごと閉まっていたので、適当にメキシコっぽい外装のお店に飛び込みました。
思いのほか風格のあるインテリア。しかしながらテレビではスポーツ中継が流れておりちぐはぐです。妙にワインが並べられておりその殆どがアルゼンチンワインだったので、どういうことだとメニューを眺めると、アルゼンチン料理店でした。
意地でもメキシコ産のビールを注文します。が、デュンケルタイプ(黒ビールの一種)であり、最初の第一杯には少し重かったかもしれません。
自家製のパンが並べられるのですが、メキシコでパンが美味しいという話を聞いたことがないので手を付けずパス。
店名を冠したサラダ。「for two」と書かれていたのですが、一般的な日本人にとっては3~4人前はありそうです。野菜そのものの質はそう悪くないのですが、ドレッシングが既製品のフレンチドレッシングのような味わいであり、その量も過度。食べ疲れてしまいます。
意地でもメキシコっぽい料理を注文。見た目こそはタコスですが、具材は上質な牛肉。そう、当店は肉の炭火焼き専門店なのです。タコスというよりもステーキを食べているようで迫力満点。それにしても、どうして手づかみだとバクバクと量を食べれちゃうのでしょうか。
タコスにはワカモレもついてきます。これはまあ、普通のワカモレ。特に印象には残らず。
コチラはチキンの炭火焼き。遠目の強火で焼いたジューシーな逸品。皮は日本の焼鳥のようにパリっとしており、少し焦げた香りも良い。鶏そのものの味も良く、大満足の1皿です。
卓上に謎の調味料が置かれるのですが、手前の食べるラー油みたいなものが乙な味。先の鶏肉にたっぷりとつけて食欲増進です。
せっかくなので推しのアルゼンチンワインを。グラスは1杯1,000円もしないのですが、たっぷりの4杯取りでありしっかりと酔えます。うーん、良いお店だ。
お会計は4,500円と驚愕価格。東京であればひとり1万円を超えて請求されても文句の言えないレベルです。思いつきで入った割に素晴らしいお店でした。次回は大勢で色々注文しながらバカスカとボトルを空けたいと思います。オススメ!


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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。

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