o/sio（オシオ）／丸の内


代々木上原の人気店「sio（シオ）」が丸の内ブリックスクエア」内に姉妹店として「o/sio（オシオ）」をオープン。「sio（シオ）」に比べるとカジュアルな業態で、ランチは定食、夜はアラカルトで料理を提供しているようです。
ちなみに代々木上原「sio（シオ）」は私の中で絶対に行きたくない店リストに入れてました。なぜなら鳥羽周作オーナーシェフがこの本の中で「料理以外にお金をかけているぶん、コースの原価率は低めに設定しています」「料理自体の原価率は低い」と述べていたから。何てこと言うんだ。勇気あるよなあ。
クラウドファンディング（原材料費・アシスタントの人件費別で出張料理100万円ってどんなやねん）にも手を出したりと、新しいタイプの料理人と言えるでしょう。
さて、話を「o/sio（オシオ）」に戻します。なるほど「料理以外にお金をかけている」だけあってオシャレな店内。デザインやBGMはどこぞのデザイナーやDJが手掛けているそうです。
「限定10食！ジャンボほっけ定食」を注文。唐揚げは1個100円で追加注文できるので、2個注文しました。
おお！こんなにクリエイティブなホッケは初めて見ました。ベースはいわゆる肉厚のホッケであり、それだけでも美味しいのですが、洋食風にアレンジをきかせたりと印象的なプレゼンテーションです。付け合わせの玉子焼き・カレー風味のキャロットラペ、ポテサラ・シラスなども全てがきちんと美味しいです。
唐揚げも上々の仕上がり。少し油切れが悪くヌメっとした感覚がありますが、「o/sioの唐揚げ定食」は1,000円であり、この立地でこの価格とこのクオリティであればお値段以上と言えるでしょう。
ひじきの煮物もきちんと美味しい。
味噌汁は悪くないのですが、「味噌汁は漆器で頂くもの」という先入観が邪魔をし、陶器のボウルで飲むと違和感がありました。
ライスは大盛り無料で一般的な定食屋の味わい。私は普通盛にしたのですが、唐揚げを追加したためオカズとゴハンのバランスが悪くなり、大盛りにしておけば良かったと後悔。後からお代わりってできたのかな。
代々木上原「sio（シオ）」は上記の理由から敬遠していましたが、当店については中々どうして素敵じゃないですか。隣のオッチャンが食べていた「昼のナポリタン」も実に美味しそう。今度は夜に来てみようっと。


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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。
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