ウルフギャング・ステーキハウス/梅田(大阪)

家族での食事会に利用。子供OKながら格好のつくお店選びというのは実に難しい。今回はステーキハウスの雄、ウルフギャングの大阪店をチョイス。東京と異なりファッションビルのレストランフロアに入居と、ちょっと変わったスタイルです。
安っぽい雰囲気になってしまうのかと心配していましたが、中に入ってしまえば変わらずディズニーランドのようにカッコイイ空間です(以上、写真は公式ウェブサイトより)。1,000円かそこらで食べることができるレストラン街では異質な存在なのか、客層も他店とは違って映りました。
ランチの気楽な食事会なのでビールを注文。ブルックリンなんとかという濃いめのビールなのですが、これが苦味のきいた肉料理に良く合う。950円と、この手のレストランとしては悪くない価格設定です。
大人はランチコース、子供はハンバーガーを注文。ランチコースでは前菜をサラダ・スープ・シーフードのいずれかから選択。私はスペシャリテのウルフギャングサラダを注文。盛り付けはビュッフェレストランのようではありますが、トマトの質はかなり高い。凝縮感のあるベーコンも解りやすい美味しさでした。
パンは中くらい。全体としてボリュームの大きい食事なので、ムリに手を付ける必要はないでしょう。
大人4人分の肉が到着。ひとり1皿で来ると思いきや、全てを盛り付けた上での取り分け大作戦です。これはこれで迫力があって楽しい。「この部分はレアです」のように、指定した焼き加減もきちんと実現できています。
げ!ナニコレめっちゃ旨いやん。ウルフギャングにつき、六本木店では雰囲気を食べる店で肉はイマイチ、ハンバーガーならまだOK、丸の内店でもやはりハンバーガーなら許容というスタンスだったのですが、何故か当店はびっくりするほど美味しい。これが3,900円のコース料理のメインとは信じがたいクオリティです。

もっと言うと、熟成系ステーキの総本山であるNY「ピーター・ルーガー(Peter Luger Steak House)」や当店の兄弟分にあたる「エンパイア・ステーキハウス(Empire Steakhouse)」「ベンジャミン・ステーキハウス(Benjamin Steakhouse)」と同等かそれ以上の味覚に感じました。
ほうれん草とマッシュポテトも丁寧な仕上がり。当店の料理人たちは意識が高いのか、それほど混んでいないため余裕があるのか、他のウルフギャング店舗よりも全てのクオリティが上に感じます。
子供はハンバーガー。これだってハンバーガーとしてはかなりの高品質であり(6歳児から1口もらった)、それでいて1,400円とは異例を通り越して異常です。何でもないランチでフラって入ってこのバーガー1,400円とか最高かよ。

子供OKでちょっと雰囲気の良いお店、のつもりで気軽に訪れましたが、普通に美味しくてテンアゲです。家族一同大満足。これは家族での会食に素晴らしく使い勝手の良いお店。ピンの方でもカウンターでハンバーガーであれば予約なしでOK。同フロアのヘンな食べ放題なんかに行くより断然オススメです。


食べログ グルメブログランキング

関連記事
焼肉ではなく、洋風の肉料理をまとめました。ステーキやローストビーフがテンコ盛り。赤ワイン片手にガブガブ楽しみましょう!
レストランでの火入れを家庭で再現することに主軸を置いた稀有な本。「焼く」「揚げる」「ゆでる」「蒸す」「煮込む」「混ぜる」「漬ける」など、基本的な調理ほど論理的に取り組む必要があることを得心しました。肉の基本。これを知ると知らないでは大きく姿勢が異なります。