orso(オルソ)/麻布十番

鳥居坂あたりにあったカジュアルなバール(?)が商店街に移転。「おにまる」と同じビルディングです。前の店舗とは芸風がガラっと変わり、コース料理とワインペアリングを提案する業態へと変化しました。夜遅くはバータイムとなりドリンクのみの注文もOK。
ビール、カクテル、グラスワインは1,000円~。シャンパーニュの値付けが興味深いですね。イエローラベルが1.8万円、クリスタルが10万円、アルマンドブリニャックが15万円と、ノリで付けたとしか思えない価格設定。「海老麺総本家 JIMOTOYA(じもとや)」のワインリストを思い出しました。
あまりワインに興味が無いお店なのだろうと判断し、最も安い1,000円のグラスワインのみ注文。連れも同じことを考えてか、1,000円のカクテルのみを注文。グラスワインは量が少ない。グラスワインとはボトル1本で6杯取れる量を出すことが多いですが、当店のそれは8~9杯は取れそうな勢いです。
私の脳内で赤信号が激しく点滅し始めたので、30分で退店を決意。お会計をお願いすると、4,800円の請求。おや、私と彼女1杯づつしか飲んでないのに妙に高い。内訳を求めると、「チャージ1,000円×2、ワイン1,000円、カクテル1,000円、TAX800円」とのこと。

TAX800円を算出する計算式の説明を求めると、「ウチは20%でやらせてもらってます」との回答。北欧か

私の記憶が確かならば日本の消費税は8%であるはずだと食い下がる。「じゃ、今回はTAXは不要で、総額4,000円で結構です」と、いきなり免税されました。軽減税率どころの騒ぎではなく、まるで東南アジアのマーケットのような、言ったもの勝ちの世界。

体裁はイタリア料理店ですが、税という観点では北欧を感じさせ、最終的には東南アジアの雰囲気を楽しめるという、1石3鳥のお店でした。


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麻布十番はイタリア料理屋も多い。ただし、おっ、と思えるお店は少数です。個人のお店のランチが狙い目ですね。
東京カレンダーの麻布十番特集に載っているお店は片っ端から行くようにしています。麻布十番ラヴァーの方は是非とも一家に一冊。Kindleだとスマホで読めるので便利です。