バルバッコア・グリル/表参道

ちょっとした試験に合格し、一席設けてくれるということで喜び勇んで表参道へ。途中すごいガラス張りのリンゴ屋があった。あんな空調効率じゃでんこちゃんにしばかれるぞ。
有名人のサイン入りプレートが並ぶウェイティングスペースでしばし待つ。予約時間キッカリじゃないと入れてくれないの。待っている間、行き交う客を眺めているのですが、9割が男性であり、そのうち9割がデブかマッチョです。オッサン7人で浮かれながら店内に踊り入る姿を見かけると、思わず笑みがこぼれてしまいます。
暑い1日だったのでビール!「瓶ビール」としか書いてなかったので期待していなかったのですが、ハートランドでガッツポーズ。都合4本飲みました。ちなみにハートランドはキリンが造ってる純国産ビールだということは意外にも知られていないことを指摘しておく。
店内中央にはサラダバー。前菜なども用意されており、つい手が伸びてしまいます。下手すると肉にたどり着くまでに満腹に。
右下の白い根菜みたいなのが初体験で面白かった。ヤシの新芽。まだまだ知らない食材がありますな。
「アンガスビーフの牛タンのカレー」がメニューに記載されていたのですが、今夜は見かけず。無念。
たっぷりの野菜と海鮮、ローストビーフでアイドリング開始。ビールおかわり。
テーブルごとに信号プレートが置かれており、緑を向けると「まだ食べることができるからジャンジャン持ってこい」の意。
プレートを緑に向けた瞬間に飛んでくる外国人のスタッフ。目の前でノリノリで肉塊を切り分けてくれます。本日はブラックアンガスビーフ特集で、様々な部位を順々に。
塩コショウはされているのですが、味を変えたい場合はソースもあります。食べ放題であるため中盤からこのソースたちが良い働きを見せる。
「トングデトッテ!」と協力要請。どのテーブルも酒池肉林で大盛り上がり。
ブラジルの伝統的なパン?丸っこい方はチーズナンのような味わい。四角いほうはモッチャリとした食感でカジュアルなお餅のようでした。
骨付きカルビ。骨のまま焼くと身が縮まないので良いですな。
グリルした野菜も登場。野趣に富む味わいで甘味が胃に染み渡る。
タン。想定していたよりも柔らかい。あのグニグニした硬い食感のタンって、日本の焼肉業界独特の調理なのかな。他の料理ではどれもソフトに仕立ててきますね。
チーズを焼いた(温めた?)もの。個人的にヒット。まるで一口サイズのチーズフォンデュ。
そろそろ腹が膨れて参りましたが、。
あとは前菜でもつまみながらのんびり飲ろうとサラダバーに向かうと、習性なのか皿の全てを埋め尽くしてしまう。大皿に食べたいだけ盛りつけるという大人な行動ができるようになりたいです。
信号プレートを赤にして休憩しているのに、どうにも近くを肉持ち外人がウロチョロし、チラチラと視線を送ってくる。わかりましたよ頂きますよ。赤信号みんなで渡れば怖くない。
私のお願いされれば断れない都合の良い男感が店員にバレたのか、赤信号だというのに「ウインナー?ドウ?」と直截に営業してくるようになりました。有名無実化した信号機。
ハワイから帰ってきたばかりの連れからお土産を頂戴する。ハワイしばらく行ってないなあ。ハワイって文句なしに羨ましい。ドル高が改善されれば行くことにしよう。
さらにはお祝いのプレートまで。嬉しい。親愛なる方と共に美味しい食事を楽しむことは当然に幸せですが、祝福されたり感謝されたりすることはさらに高次元な歓びですね。人に幸せか?と問われれば、胸を張ってそうだと答えることができる。素晴らしき哉人生。



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