【完結編】最も効率よくダイブマスターになる vol.24

週に3回は「死ぬかと思った」という瞬間に巡り合うことができるダイブマスター特訓(私がヘタなだけ)。いよいよ最後のトレーニングです。
ダイブマスターはただ単に講習を受ければ良いというわけではなく、インターンシップとしてオープンウォーター講習の補佐などをする必要があり、オープンウォーターの講習生の予定に合わせることができるかどうかが最初の関門。伊豆あたりであればそれほど問題にならないかもしれませんが、飛行機の都合に左右される沖縄においてはその辺のスケジュール調整が難しい。


【1日目】
■ポークたまごおにぎり本店 空港1F店/那覇空港
二日酔いで朝から何も食べておらず、かといってカロリーゼロでナイトダイビングに臨むのはアレなので、先日空港1Fに出店したポークたまごおにぎり屋へ。牧志本店では1時間近く並ぶこともあるらしいのですが、当店は秒で買えます。詳細は別記事にて。


■Little Island Okinawa/美栄橋
今回はリゾートではなく特訓なので、必要最低限の施設に宿泊。美栄橋駅すぐ近くのウイークリーマンション的な所へ滞在。
清潔で居心地が良く、1泊1部屋7,000円程度とリーズナブル。後日、妻が合流する予定だったので、ひとりあたり3,500円で済むことになります。最近の那覇は海外からのゲストが多く、ホテルが暴騰しているため(アパホテルの15平米の部屋が1.5万円!)、ついついこのような宿に流れてしまう。
ダイバーにとって必須な設備は洗濯機と乾燥機。夜な夜な選択して荷物を最小化するのである。


■ナイトダイビング/奥武島
ダイブマスターの認定基準のひとつに「ナイトダイビングの経験の有無」があるため、ダイビングショップに無理を言ってマンツーマンで開催して頂きました。初体験であり事故など起こさないかと不安だったのですが、運良く消防の方々が近くで訓練(?)をしていたので一安心。
ハリセンボン。ちょっかいを出すと毛(?)を逆立てパンパンに膨れ上がり、平常時の倍ほどの大きさになります。水晶玉のようなウルルンとした目にキュンとする。本日一番の魚です。
ナイトダイビングいいですね。日差しがなくて焼けないし、エントリーまでの地獄のような暑さも無い。魚たちは睡眠中で油断しまくっているためじっくりと観察することができる。クセになるエンターテインメントです。


■楽しんで銀座パリ/美栄橋
21時を過ぎての夕食は創作洋風居酒屋へ。ひとりで飲んでいると大将やマダム、常連客が入れ代わり立ち代わり話しかけてくれます。詳細は別記事にて。


【2日目】
■丸江弁当・旭橋
https://tabelog.com/okinawa/A4701/A470101/47015968/
この日は朝から晩まで海にいるため、昼食を調達する必要があります。地元の方に「那覇で弁当だったら最大手」とご紹介頂いたコチラ。
間口こそはホットモット的ですが、奥行きがあり、その広々としたスペースに敷き詰められた多種多様な弁当に圧倒される。こんなに大量の弁当を見たのは人生初めてであり、沖縄百景に組み入れても良いほどです。
朝ごはんにはジューシーおにぎり。味こそコンビニのそれと大差ありませんが、70円と格安。目の前で現在進行形にジャンジャカ調理されているので、恐らく新鮮さも確かなものでしょう。
昼の弁当にチャーハン弁当。1,000キロカロリーはゆうに超えそうな代物であり、糖質オフ制限者であれば卒倒しそうな炭水化物の量です。こちらもコンビニ弁当と同等の味わいではありますが、450円と格安。昨日のポークたまごおにぎり@440円は何だったんだ。


■ダイブマスター講習/那覇シーサイドパーク
今日はハードです。なぜなら2日間にわたって取り組むはずの課題を1日に圧縮して取り組むから。全ては台風のせいである。こんな中で400メートルと800メートルのタイムを測り、公式記録として残ってしまうのはつらたん。
しかしながら覚悟していたほど波はなく調子良く泳ぐことができ、むしろ水泳でインターハイに出た人と同じ得点を獲得し、インストラクターから初めて褒められました。今まで真面目に海で泳いだことなかったけど、実は向いているのかなあ。昔チャリ結構乗ってたし、トライアスロンやってみよっかな。
その後、インターンシップとしてオープンウォーター講習の補佐などを荒波の中なんとかこなし、無事に規定のトレーニングを修了しました。後は医者の診断書を提出して、いよいよプロ認定です。お疲れ様でした私。手がふやけてスマホの指紋認証が効きません。今夜は飲むぞ!


■ワイン食堂トランク ニカイゴハン /おもろまち(那覇)
夕食は堀未央奈似のダイバーと共に、沖縄では珍しい予約必須のレストランへ。料理も酒もサービスも費用対効果も申し分のない完璧なお店でした。しかしながら一番驚いたのは彼女の年齢。詳細は別記事にて。


■ダイブマスター認定
というわけで、無事にダイブマスターとして認定されました。2013年7月に志してから実に4年強と、私の人生において最も時間を要した資格試験かもしれません。これで私もダイビングにおいては立派なプロであり、国家資格である潜水士は取得済であるため、その気になればダイビングで生計を立てても許される身分です。

それにしても疲れた。認定されて嬉しいという喜びよりも、あの労苦からやっと抜け出すことができるという開放感のほうが強い。今後しばらくは、純粋に自分が楽しむことだけを考えて潜りたいな。

まずは近場で宮古島や石垣島。ちょっと足を伸ばしてモルディブあたりでも潜りたい。本当は紅海でダイビングするのが夢なのだけれど、あの地域はテロやら何やらで穏やかでないので自粛中。世界人類が平和でありますように。


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丸江弁当
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