2週間のハワイ旅行で出来ること<7日目>~警官に撃たれそうになった話~

■ティー・モバイル(T-mobile)/アメリカ全土
ヒロ港に接岸後、カフェでwifiルータの電源を入れると上手くネットに繋がらない。容量制限かなあと追加購入しようとしてもアカウント自体が停止されているようです。

私のようにweb2.0の世界で生きている人間にとっては死活問題。しかも今回の旅はライドシェアが前提であるため、オンラインで無ければどこにも出かけることができないのです。新しいアカウントを作成し、それ経由で新規契約すると何とか接続することができるようになりました。危うくハワイで引きこもりになるところでした。


■スイサン(SUISAN)/ヒロ(ハワイ)
ブランチに1キロ近くの刺身を食べて2,000円弱。これは世界に誇ることのできる魚屋だ。詳細は別記事にて。


■ライドシェア(Ride Share)/ヒロ(ハワイ)
オアフ島ではUberよりもLyftのほうが勢力が強かったのですが、ここヒロにおいてはUberのほうが支配的。それでもめげずにLyftを使用したところ、上手くドライバーに出会うことができず、キャンセルフィーを5ドルも取られてしまいました。
私は指定した場所(スイサン)に15分近くも待っていたのに納得が行かない。「納得が行かない人向けのフォーム」を直ちに埋めて送信すると、自動応答で「5ドルお返しします」との連絡。凄まじい潔さ。面倒なクレーマーを相手にするぐらいなら5ドル返したほうがコストが低いという自動応答なのでしょう。このような合理性は日本人も見習うべき点です。

それでも何となくハワイ島でLyftを使うのをためらい、今回はUberを使用することに。陽気なドライバーと共に、快適なドライブを楽しんでいたのですが、途中からなぜかサイレンを鳴らしたパトカーに追跡される。

もうここでいいから降ろしてくれ、と、ドライバーに告げ車から転がり出ると、「車に戻れ!」と警官に怒鳴られる。あかん、これ、そのまま動くと撃たれるやつや。慌てて車へと引き返す。

警官とドライバーとのやり取りを聞いていると、横断歩道を渡ろうとしている人がいるのに停止しなかったことが原因のようです。「後ろの彼らは観光客で英語がわからないからいいんだよ」という言葉を耳にし、英語がさっぱりわからない日本人を演じることを決意。「歩行者がいた」「いや、いなかった」の押し問答が続き、あの、僕達そろそろ降りたいんですけれど。

話は変わりますが、アメリカ人の運転マナーは世界一ですね。歩行者や他車に対して譲るのがカッコイイとされているのかと思うほど譲る譲る譲る。日本人は救急車に道を譲る時だけ得意げなくせに、普段は意地悪なドライバーが多い。そんなんだからいつまでたっても景気が良くならないんだと思います。

閑話休題。最終的にはドライバーにお咎めはなく、注意だけに留まりました。「悪かったな、せっかくの旅行中に」と警官がねぎらい(?)の言葉をかけてくれました。ノー・プロブレム。あ、英語、言っちゃった。


■ダウンタウン(Downtown)/ヒロ(ハワイ)
日系人が多い街、ヒロ。しかしながら観光するにはつまらない街ですね。海に向かってやや下り坂になっており、それなりに絵にはなるのですが、沖縄中部の寂れた街(チャーリータコスあたり)のような空気が漂っており、とにかく退屈な街です。

試しに「Hilo boring」で検索すると、40万件がヒットしました。この街が長谷川潤を輩出したのはヒロの奇跡と言えるでしょう。
一方で、キラウエア火山やマウナ・ロア山にアクセスが良く、空港も近い。工夫をすれば素晴らしい観光拠点になることができると思うのだけれども。誰かヤリ手の仕掛け人早く。

そういう意味で、日本人向け日本語のヒロ専門ウェブサイトを作ればあっという間に検索1位となることができると思います。うまくツテを辿って長谷川潤のインタビューやコメントでも取ることができれば完璧。日本人観光客は恒常的に多いので、どなたかいかがですか?


■ビッグアイランド・キャンディーズ(Big Island Chandies)/ヒロ(ハワイ)
ヒロで唯一世界に向けて情報を発信できているのは当店でしょう。ココナッツクッキーにチョコを半がけにしたお菓子で一世を風靡したスイーツ店。詳細は別記事にて。


■ランドリー/プライド・オブ・アメリカ(Pride of America)
服が足りなくなったのでランドリー・サービスを利用。洗って乾燥してたたんで1枚5ドルです。うーん、香港あたりの洗濯屋と比べると極めて割高。
しかも折りたたみ(fold)を指定したのにハンガーがけで返ってきました。どうもこの船はこういう細かいミスが多い。
別の日に「ランドリーパック1袋詰め放題19.95ドル」というキャンペーン。これは圧倒的にお買い得。水曜日の正午に出して下船前日の金曜日に返って来るので、使うタイミングが難しいところですが、中長期の旅行者にとっては価値のあるサービスです。

と、喜んだのも束の間、戻ってきた洗濯物に接して驚愕。臭いんです。生乾きのまま取り込んだ典型の匂い。またその折りたたみ方もグッチャグチャであり、生地もボロボロに。プロの仕事とは思えません。やっぱダメだこの船は。


■Charles Bach Magic Show/プライド・オブ・アメリカ(Pride of America)
マジック・ダンス・コメディショーです。演者はラスベガス在住でシーザースパレス(ラスベガスの有名ホテル)で公演を行っていたり、テレビ番組にも出演したりする有名人。このような実力派のショーを無料で楽しむことができるのは船旅の醍醐味ですね。

最前列中央を陣取り臨場感抜群。小ネタから特大イリュージョンまで奇跡の連続。比べるのはアレですが、ぱしふぃっくびいなすのショーとはレベルが違いました。


■キラウエア火山(Kilauea Volcano)/ハワイ島(ハワイ)
夜間にヒロからコナへと航行するのですが、途中、キラウエア火山の溶岩流に大接近。灼熱の液体が海へ流れ込み、ジュウジュウと水蒸気を沸き立てる。それらを照らす月の明かりが幻想的。月ってこんなに明るいんだ。本でさえ苦もなく読めてしまうほどの明るさに感激。
月が煌々と地球を照らしているのにも関わらず、空を見上げると満天の星空。ここまでハッキリと見える北斗七星があるか。マウナケアの頂上からであれば更にロマンティックなんだろうなあ。

ハワイ島はもう一度来よう。そのときはヒルトン・ワイコロア・ビレッジに泊まってマウナケア登山だ。「ああ、あのホテル悪くないよ。昔のハイアット時代に泊まったことある」何この夫婦間格差。


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目次
「2週間のハワイ旅行で出来ること」シリーズを目次としてまとめました。
当シリーズ執筆時点(2017年5月)においては一番イケてるハワイ本。雑誌STORYの編集者・ライター・モデル・スタイリストが総力を結集した情報量です。ローカルのマニアックな口コミも多数掲載されており、リピーターも充分満足できることでしょう。
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