餃子酒場 金五郎 本店(きんごろう)/久茂地(那覇市)

久茂地にある餃子をウリにした居酒屋「餃子酒場 金五郎(きんごろう)」。こちらは本店ですが、那覇市内にいくつか支店があるようです。ゆいレール美栄橋駅から歩いて5-6分とアクセス至便。
店内はビールケースを活用した簡易なテーブルにチープな丸イスと、どこか意図的に演出されたレトロ感があります。全体として清潔感がなく、その代表格は料理人のネイルでしょう。ゴテゴテと3D感覚に溢れたデコレーションを備えており、その手で生の食材を扱い、包丁を握る。食品を扱う現場としての衛生意識について、個人的に疑問を感じたことは記しておきます。
アルコールは高くなく、瓶ビールは650円であり、各種サワー類は500円前後です。先ほど華美なネイルについて苦言を呈したところですが、あの爪で上手に瓶ビールの栓を抜くものだと感心もしました。
もつ煮込み。もつの脂や旨味が溶け込んだ濃厚な味わいのですが、どこか人工的なニュアンスを覚える仕上がりとなっています。もつ自体は柔らかく処理されていますが、やや不自然な均一感や独特の後味が残りました。
白髪ねぎサラダ。こちらは思いのほか大盛サイズであり嬉しい誤算。箸休め的ポジションのつもりが立派なひと皿として成立しており、このあと数時間にわたって私の息はネギフレーバーであった。
「上海海老雲吞」はどのあたりが上海でどのあたりが海老なんだろうという仕立ててです。雲吞そのものに皮の厚みは無く、モチモチ感も勿論ありません。餡からも海老の風味も感じられず餃子を茹でただけのような味わいです。
看板メニューの「金五郎餃子」。こちらは焼き目がしっかりつき、挽き肉中心の餡がたっぷり詰まったスタイルで、中々の美味しさです。コチラが1皿600円で、先の「上海海老雲吞」が750円とはどういった世界線で生きているのだろう、私たちは。
ネイルと「上海海老雲吞」で気落ちしたのでこのあたりで切り上げます。とは言え4千円近くの支払とまあまあ高い。確認のためメニューをよく見ると、「上海海老雲吞」は「香る海老ラー油 ワンタン」とあり、ラー油に海老の風味が付いているって意味だったのかなあ。QRコードでの注文時にはそのような備考欄は無かったので、これが令和のデジタルディバイドなのかもしれません。お疲れさまでした。

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