学芸大学で高い人気を誇るイタリアン「リ・カーリカ」の姉妹店として都立大学に開業した「カンティーナ カーリカ・リ(Cantina Carica ri)」。高架下の「トリツナード」内にあり、駅から歩いて3-4分です。
店内はコの字型のオープンキッチンカウンターとテーブル席があり、トータルでは40席近くあるでしょうか(画像は食べログ公式ページより)。地元客が多く子連れ客も受け入れており、地域に密着した商売みを強く感じます。
まずは「マッシュルームのグリーンサラダ」。生のマッシュルームが持つ独特の香りとシットリとした歯ごたえが主役であり、たっぷりのすりおろしチーズが濃厚な塩気と芳醇なコクを与えます。お野菜はホロ苦い味覚が中心でアダルトな美味しさです。
カルパッチョはサゴシ。サワラの幼魚であり、柔らかく繊細な身質と上品な脂の旨味をそのまま楽しみます。フェンネルの爽やかなハーブの香りが寄り添い、季節の清々しさが感じられます。
太刀魚と伏見唐辛子のフリット。太刀魚の身は白く淡白で、衣はカリッと揚がり中はふっくらジューシー。一緒に揚げられた伏見唐辛子は、じわっと広がる青々しい香りと優しい甘み、ほんのりとしたほろ苦さを加え、油の重たさを感じさせない絶妙なアクセントに。仕上げに削りかけられたカラスミの磯の風味がフリットの熱でふわりと立ち上るのもいいですね。
鹿肉のグリーヴェとポレンタ。いわゆる鹿肉のハンバーグであり、レアに仕上げられた大粒の挽き肉の弾力と野性味あふれる濃厚な旨味が印象的。トウモロコシ粉を練り上げた素朴で温かいポレンタが添えられており、ザラザラした穀物の風味が肉の強さをしっかりと受け止めます。ここまでは良かったのですが、パスタが全然ダメですね。湯切りは甘くボヤっとした味付けで、ひとつの料理として決まってません。2,200円でこれはない。五右衛門のほうが美味しい。そういえば「リ・カーリカ(Ri.carica)」でも〆のパスタでずっこけたので、当グループはパスタがヘタクソなのかもしれません。
以上を2人でシェアし、そこそこ飲んでお会計はひとりあたり1万円強。まだまだ食べたかったのですが、厨房が明らかにまわっておらず、そのあおりを受けてあの雑なパスタが爆誕したのかと推察すると、色々と思うところがありました。
とは言え小皿料理は豊富でワインも悪くない価格設定なので、ガッツリとした食事というよりも、ツマミの旨いワインバーとして訪れると楽しめるかもしれません。仕事が雑にならない空いてるタイミングにどうぞ。
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イタリア20州の地方料理を、その背景と共に解説したマニアックな本。日本におけるイタリア風料理本とは一線を画す本気度。各州の気候や風土、食文化、伝統料理、特産物にまで言及しているのが素晴らしい。イタリア料理好きであれば一家に一冊、辞書的にどうぞ。








