マコト・オーシャン(Makoto Ocean)/ダイヤモンド・プリンセス(Diamond Princess)

アメリカで活躍する鮨職人・大桑誠シェフが監修する「マコト・オーシャン(Makoto Ocean)」。ダイヤモンド・プリンセス号における、かつての「Kai Sushi」からのリブランドです。ゲストひとりあたり55USD(+10%のサービス料)のカバーチャージを要するプレミアムレストランです。
壁には富士山の絵が描かれ、桜が舞い、ハリウッド映画の中で見る日本のような光景が異国情緒(?)を掻き立てます。ちなみにダイヤモンド・プリンセス号のゲストにおける日本人比率は5割ほどらしいのですが(航路により異なる)、当レストランでは日本人は我々しか見かけませんでした。

大桑誠シェフは名古屋で料理人としてのキャリアをスタートし、渡米後は「アイアンシェフ」として知られる森本正治シェフのもとで腕を磨いたそうです。現在は「Makoto」を看板として、全米でも屈指の売上と人気を誇る高級日本食レストランチェーンを展開しています。
覚悟はしていましたが、日本酒がバリ高いですねえ。我々はドリンクパッケージを購入していたため、15ドル以下の飲み物が15杯まで注文できるのですが、15ドルを超えるドリンクが多く面食らいました。
まずはキュウリの酢の物。意外といける。日本における定食屋のそれと同等の味わいです。
いきなりトロタク巻きがやって来ました。日本の鮨屋で〆に食べるものが、海外船に乗れば自由自在である。
マグロ、タイ、サーモン、ボタンエビ。いずれも案外悪くなく、回転寿司における300円皿くらいのクオリティが感じられます。
また巻物がやってきました。こちらはズワイガニであり、間違いのない味わいです。
ハマチ、ホタテ、大トロ、うなぎ。やはりスーパーの高めの寿司パックぐらいの美味しさがあり、思っていたより全然大丈夫です。
味噌汁。スープソーサーにレンゲが付いているのがクールです。味は懸念していたほどではなく、牛丼屋の味噌汁ぐらいの味わいです。
デザートは「餅アイス」とのことで、いわゆる「雪見だいふく」のマンゴーフレーバーといったところ。
お茶はティーバッグのものでしょうか。えらい薄いですが、「鮨料理 一高」のように勝手に千円を課金してきたりはせず、無料です。
日本人にとっては超割高ではありますが味そのものは十分に許容範囲内であり、クルーズ船で提供する鮨としては想定していたよりも良好です。

日本人の若者は「東京すしアカデミー」で調理技術を学び、セブの韓国人経営のスパルタ語学学校で英語を学べば、世界中どこでも活躍できるのではないか。Fランの大学なんかに行くよりも有意義なお金と時間の使いみちかもしれません。特にクルーズ船で働けば住み込みで全然お金使わないからお金も貯まって、独立もし易いような気がする。

食べログ グルメブログランキング
人気の記事
「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。