長期滞在者向けのハイアットハウスに比べると、ロビーなどの共用設備のつくりが豪華です。アート作品の展示も多く、このあたりの雰囲気は「ハイアットセントリック 銀座 東京(HYATT CENTRIC GINZA TOKYO)」に似ています。
お部屋はデラックスツインにご案内頂けました。当館はスイートルームが7室しかないので、たとえグローバリスト(ハイアットの最上級会員)であってもスイートへのアップグレードは難しいかもしれません。とは言え一般客室であっても広さは充分です。
逆サイドからの写真。当館のお部屋の特徴として引き戸を上手く取り入れており、またクローゼットも開放型としているので、38平米という数値以上の広さを感じさせてくれます。
照明やブラインドはベッドサイドのパネルひとつで全てを操作することができます。私はこの仕組みに慣れてしまっているので、ひとつひとつ照明を消して回らないといけない古いホテルは苦痛で仕方ないのだ。
冷蔵庫は今風の空っぽスタイルで、ネスプレッソやお茶類が用意されています。お水も無料で用意してくださっており、足りなくなれば各階に設置されたウォーターサーバーを自由に利用することができます。
逆サイドからの写真。当館のお部屋の特徴として引き戸を上手く取り入れており、またクローゼットも開放型としているので、38平米という数値以上の広さを感じさせてくれます。
照明やブラインドはベッドサイドのパネルひとつで全てを操作することができます。私はこの仕組みに慣れてしまっているので、ひとつひとつ照明を消して回らないといけない古いホテルは苦痛で仕方ないのだ。
冷蔵庫は今風の空っぽスタイルで、ネスプレッソやお茶類が用意されています。お水も無料で用意してくださっており、足りなくなれば各階に設置されたウォーターサーバーを自由に利用することができます。
開放型で便利なクローゼット。パジャマが真っ黒でニンジャみたいでカッコイイです。このあたりの誂えは「ハイアットハウス金沢(Hyatt House)」に似通っており、初めて泊まる部屋にもかかわらず、勝手知ったるセントリックです。
洗面所につき、ベイシンはひとつだけですがその他のスペースが広々としており、化粧品やら何やらをジャンジャン広げることができます。
お手洗いは独立タイプ。壁紙の切り返しが今風です。
お手洗いは独立タイプ。壁紙の切り返しが今風です。
バスルームが大変広く、バスタブも用意されています。他方、アメニティ類はディスペンサー方式に変更されており、持ち帰りアメニティ命なギャルにとってはアガらないシステムかもしれません。
ちなみに当館にはクラブラウンジは無いため、グローバリストにはロビー階のラウンジにてウェルカムドリンクが振舞われます。OTAのセールでやって来るラウンジ乞食が居ないため、とても落ち着いた雰囲気で楽しむことができました。朝食はロビー階の「FIVE Grill & Lounge」で頂くのですが、開業当初に比べると、とてもロマンに欠けた普通の朝食ビュッフェにダウングレードしています。詳細は別記事にて。
ということで、当館の最大の特長であった朝食が普通化してしまったこともあり、非常に印象の薄い、良くも悪くもセントリックらしいホテルへと落ち着きました。平たく言うと高級ビジネスホテルであり、ホテルそのものを楽しむというよりも寝に帰って来る存在なので、仕事や観光に集中できるとポジティブに考えましょう。結論として相も変わらず居心地の良いホテルでした。
<2024年12月追記>
およそ1年ぶりに滞在しましたが、ハード・ソフト共に大きな変化はみられませんでした。外国人ゲストが更に増えたかな。それに準じて外国人従業員も増え、日本語でのコミュニケーションに苦労する瞬間もしばしば。日本の主要観光地の外資系ホテルは徐々にニセコ化していくのかもしれません。
また、当館にはグローバリスト(最上級会員)向けのラウンジは用意されていないのですが、ハイアットハウスのロビーにて11-20時の間、フリードリンクが提供されるサービスが爆誕していました。缶ビールにカジュアルなワイン、地元の日本酒といった程度のラインナップではありますが、利用可能時間の長さが有難い。無料の軽食などはは置かず、ドリンクサービスのみに徹しているのが良いですね。利用者のほとんどは飲み物片手に静かに読書を楽しむ方が殆どでありラウンジ乞食は皆無。何日か利用させて頂きましたが、違和感を覚える瞬間は一度としてありませんでした。
他方、「FIVE Grill & Lounge」での朝食は年を追うごとに簡素化が進んでいます。開館当初は魅力的な料理をテーブルから注文するとができたのに、今や典型的な外資系ホテルのラインナップへと改悪されてしまい、ロマンに欠けます。つまらない朝食だ。
今から思えばコロナの時期は本当に楽しかった。
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