ザ・ナハテラス(The Naha Terrace)/おもろまち(那覇)

沖縄では「ザ・テラスホテルズ」系列のホテルに好んで宿泊しているのですが、今回は都市型のシティホテルである「ザ・ナハテラス(The Naha Terrace)」に滞在しました。
おもろまち駅から歩いて15分ほどなのですが、おもろまち側の入り口は宴会場メインの裏口であり、正面玄関は牧志側の住宅街の路地奥にあります。ラグジュアリーホテルとしてはヘンなアプローチ。
お、テラスホテルズっぽいロビー。他のテラスホテルズはリゾート一辺倒なのですが、そのリゾート感をコンパクトにシティホテルに反映しています。
吹き抜けからロビーラウンジを望む。「ハイアットリージェンシー那覇」は高級ビジネスホテルといった風情ですが、このあたり当館は雰囲気づくりが上手いなあと感心しました。きちんとしたレストランや宴会場もあり、ビジネス使いとして那覇ではかなり貴重な存在に思えます。
コロナ的にクラブラウンジが閉まっているとのことなのでスタンダードフロアを予約。それでも広さは35平米もあり、動線も良く、数字以上に広さを感じるお部屋です。内装や家具などにテラスホテルズらしさがあるのが良いですね。
新都心、と言ってもそこは那覇なので高層ビルが乱立しているわけではなく、適度に眺望が開けています。

ところでテラスホテルズ系のホテルは壁が薄くお隣の部屋の話し声は丸聞こえ、お湯をバスタブに溜める音でさえ隣室まで響いてくるので、音に敏感な方は厳しい施設かもしれません。
しっかりしたライティングデスクが備え付けられておりPC作業もOKなのですが、ネットの速度がとにかく遅い。普通のネットサーフィンですらイラつくレベルであり、web会議などもってのほか。結局、自前のスマホでテザリングすることにしました。
バスルームは設備が1か所にまとめられています。これだけ広いお部屋なのだからお手洗いは別で良いと思うのだけれど。
バスタブはありますが洗い場は無く、日本人的な使い勝手の良さはありません。シャワーカーテンでなくガラス戸なのが嬉しい。あれたまにすげえ臭いところあるから好きじゃないねん。
アメニティはテラスホテルズお馴染みの「タルゴ(THALGO)」。フランスのタラソテラピー推しの化粧品ブランドです。
ミニバーはかなり素っ気ない。冷蔵庫は空っぽでお茶とコーヒーしかなく、そのコーヒーもカプセル型でなく個包装のドリップ型で面倒。給湯器の容量も小さく、部屋でのんびりするには装備が貧弱に感じました。
プールは冬季閉業。夏であっても水遊び程度のサイズ感ですが、あまり子連れっぽくないホテルなので、雰囲気程度の大きさで充分なのかもしれません。
ジムもそれほど大きいわけではありませんがプールとグリーンを望む眺望が見事です。

壁の薄さとネットの遅さを除いては総じて快適な滞在でした。前者はもはやどうにもならんかもしれませんが、回線は何とかして欲しいなあ。工事が難しければ、希望者に向けてちょっぱやのポータブルwifiを貸し出すとか。このあたりの課題が解決されれば長期滞在候補になるのだけれど。

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1年で10回沖縄を訪れることもあります。1泊15万円の宿から民宿まで幅広く手がけています。
TACが世に出した一風変わった沖縄本。もはやガイドブックではなく参考書の域です。非常に情報量が多く、かつ、うまく整理されており読みやすい。大判ではないので持ち歩きやすいのも素晴らしいです。オールカラーの割に高くない。数多ある沖縄ガイドブックの中では突出した存在です。

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