ギンザ トトキ(GINZA TOTOKI)/銀座

並木通り交詢ビル近くにある「ギンザ トトキ(GINZA TOTOKI)」。十時亨シェフは80年代に通しフランス料理に係る技術を学び、帰国後に銀座「レカン」へ。料理長を数年務めたのち当店をオープン。

内装は真っ白で美術館のよう。テーブルは4~5卓といったところで程よいサイズ感のフレンチレストランです。
グラスに割高感があったので思い切ってボトルで注文。なのですが、お店の風格に比してちょっとサービスに難ありですね。コルクは盛大にポンポンと音を立てて開けるわ注ぐ際にジャバリとこぼすわメニューの説明は要点を得ないわで冒頭からだいぶイラつきました。勝負デートや接待には厳しい。必ず親しい友人や家族とだけで訪れましょう。
アミューズはトマト。お、旨い。素揚げしたトマトをグラスの底に敷き、オリーブオイルなどで味を調えトマトのブクブクをトッピング。仄かな酸味と旨味が最初の一口に適任です。
前菜盛り合わせはローストビーフに鴨の燻製、フォアグラなどなど。肉の旨さはご覧の通り。加えてお野菜が美味しいですね。フレッシュで、上手く酸味がきかせてあって、バランスの取れた1皿でした。
パンはシンプルではあるものの芯のある美味しさ。噛みしめるたびにしみじみ旨い。
クルマエビのビスク。フタをあけると目で見えそうなほど濃い香りが立ち込め、世界が甲殻色に染まります。他方、味わいは意外にもサラっとしており、次の料理を期待させる余裕のある余韻でした。
お魚はヒラメ。ホタテのムースが詰まっておりその点は悪くないのですが、肝心の魚の水分が飛んでおり食感がボソボソ。また、ソースアルベールについて給仕が力説していましたが至って普通の味わいであり、何事も期待値を上げ過ぎるのは良くないなと勉強になりました。
メインは追加料金で短角牛をチョイス。こちらも熟成庫がどうの遠赤外線輻射熱溶岩グリラーがどうのと説明が長かったですが、肝心の味が解説に追いついていない。テクニカルな面よりも美食を追求して欲しいところです。
デザートはフォンダンショコラ。ほんのりと温かいショコラの内側にイチゴの風味が詰まっています。ピスタチオなどのアイスクリーム勢も美味。
お茶菓子とハーブティーで〆。ごちそうさまでした。

以上を食べふたりで1本飲んでお会計はひとりあたり1.4万円ほど。銀座という立地を考えれば、まあ、こんなもんでしょうか。ビスクまでは私のツボでかなり前のめりだったのですが、お魚以降は失速し、結果、色々と私の価値観には合わないなと結論付けたランチでした。公式ウェブサイトは色々とお花畑に溢れているので、一度しっかりと予習してから訪れると良いでしょう。

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