Starbucks Reserve Roastery & Tasting Room/ダウンタウン(シアトル)

Starbucks Reserve Roastery & Tasting Room。スタバの1号店と同じ通り(パイク・ストリート)にあります。スタバの最高級ブランド店。
「個性豊かで質が高く、非常に少量しか手に入らないコーヒー豆を、注文ごとに挽いて選りすぐりの器具で一杯ずつ抽出する」というコンセプト。
日本の同店は隈研吾がデザインしたとのことで話題となりましたが、当店も一介の喫茶店とは考えられないほどオシャレ。まるでディズニーランドのアトラクションのように造形に凝っています。
当店は当店でしか取り扱っていない豆ならびに焙煎方式に、当店限定の器械により極上の1杯を淹れることが自慢。平易な表現をすると、サードウェーブコーヒーのスタバ版と言ったところでしょうか。
当店限定のグッズも盛りだくさん。店員が着用しているエプロンがカッコ良かったので買って帰ろうと思ったのですが、ヒモの部分が革製で洗濯機に耐えることができないことと、何より149ドルという価格により断念しました。
さて本題のコーヒー。Flights & Roastery Pairingsから、Origin Flightを注文。Clover brewerを用いて用心深く淹れた3種のコーヒーを比較しながら楽しむセットです。15ドル。
Clover brewerとは抽出時間や温度の変化をデジタル制御し、理想的な抽出温度を常に維持し、適度な蒸らしを加えて味を引き出すそうな。圧力を利用して一気に吸い込むことでフィルタリングを行い、一切香りを逃さずカップに注ぎます。
1杯目はParadeisi Blend No.3。花のように華やかな香りに若干のシトラスの爽快感。ブラウンシュガーのような優しさも感じられる緻密な1杯。正直、ミッシェル・ブラスで飲んだ1杯2,000円近くするコーヒーよりも全然美味しく感じました。
Sun-Dried Brazil Barinas。こちらはレモンに燻したオーク樽のような香り。円みのあるバニラが心地よく、ややもするとウイスキーのような香りを醸し出しています。
3杯目はVietnam Da Lat。こちらはナッツの香り主体で、先と同様に若干のバニラ。これら3種のセットが15ドルと、スタバで飲むには腰が引ける金額ではありますが、
2人でシェアしてちょうど良い量(小さいカップを6つ用意してくれました)ですし、何よりスタバとは思えないほどレベルの高いコーヒーを淹れてもらえるので、15ドルという価格はむしろ安く感じてしまうほど。儲けなんて全然無いんだろうな。
空間・店員・客層・雰囲気・味、どれをとってもコーヒーショップとして完璧。シアトルに来る度にお邪魔したいお店です。日本にも同店はいくつかあるようなので(初台駅からアニスに行く途中に見かけた気がする)、是非とも遊びに行きたいと思います。オススメ!


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