ゆうべのクラブ・ビスクが激しかったので、本日のチャウダーはカップサイズで注文。私はサーモンチャウダー。サーモンというよりはベーコンの味わいが強烈であり、目をつぶって食べれば塩気の強いミネストローネのようでした。
妻はクラムチャウダー。こちらも同様に塩気が強く下品な味わいです。日本の缶詰のスープのほうが美味しいので、あえて注文する必要は無いかもしれません。
スペシャリテの「SEAFEASTS」は所謂ダンシングクラブ的な食べ方であり、テーブルの上に模造紙のような紙を敷き、参加者それぞれにまな板とハンマーを装備させ、テーブルの上に食材をぶちまけて手づかみでワシャワシャ食べるという仕組みです。
食材セットは4種類あるのですが、我々は「The Westport」という、ダンジネスクラブ、ズワイガニ、エビ、アサリ、ムール貝、ソーセージ、トウモロコシ、ジャガイモのセットを注文。人数分を注文する必要があり、ひとりあたり40ドルです。
まな板ならびにハンマーと
エプロンを着用し、いざ実食。見かけこそインパクトがありますが、味は全然大したことがありません。チリパウダーのようなものが所々振りかけられてはいるものの本質的な味付けには程遠く、一方で素材の力で勝負できるほど食材の品質は高くない。シーフードミックスをレンチンしてそのまま食べるような味わいでした。
ポーションにつき、ひとり40ドルにしては相応の量かもしれませんが、一人間が一回の食事で食べる量としては爆発的に多いです。2人で1人前の注文であるとか、量を半分にして品質を倍にして欲しいところです。
また、とにかく食べるのが面倒くさい。カニの殻をカチ割りながら食べ進めていくので、最初はつかめないほどアツアツなのですが、終盤はキンキンに冷え切ってしまい何とも味気ない食事にデクレッシェンドしていきます。
殻などは床のボールにポイポイと捨てていく。あんまり上品な絵じゃないです。
原始的であり貝塚でも作れそうなほど印象的な食べ方ではありますが、その核心が美味しいということはなく、記念写真を撮ることに意義があるお店です。観光で行く分には申し分ありませんが、美食を追求するレストランではありませんでした。
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