サミュゼ・アン・トラヴァイヨン（S’amuser en Travaillant）／高岳（名古屋）

名古屋は高岳駅から徒歩数分の場所にある「サミュゼ・アン・トラヴァイヨン（S’amuser en Travaillant）」。日本ソムリエ協会の理事の経営であり、名古屋のワインラヴァーであれば誰もが知るワインバーです。
ワインバーとしてはかなり広く、テーブル席もいくつかあって、きちんとした食事で利用するのにも適しています（写真は一休公式ページより）。島幸子ソムリエールは名古屋のワイン業界における大御所であり、フランスの生産者団体からも多数の表彰を受けています。
なのでここは勿論ペアリングでお願いしました。私の好みを細やかにヒアリングした上で色々と選んでくれ、また私がイケるクチだと判断されたのかジャンジャンと気前よく注ぎ足して貰えました。得する性格である。
アミューズに鮎をサっと揚げたもの。入店して着席し、シャンパーニュで乾杯してから流れるように供出されタイミングばっちり。ゲストの数は結構いたのに料理のテンポは驚くほど良いです。
確か6千円かそこらのコース料理だったのですが、オマールの量が尋常ではありません。ソースも濃厚で食べ応えのあるひと皿です。
お魚料理はキンメダイ。これまたどっしりとしたポーションであり、普通ではない種類の力がみなぎっています。ソースもこれぞフランス料理といった説得力のある味わいです。
メインのお肉は決してクドすぎることはなく、ワインのエレガントさを邪魔しない味覚です。付け合わせにもきちんと気を配っており、モブキャラの存在しないひと皿です。
デザートもしっかりと用意されます。もはやワインバーというよりもワインが豊富なフレンチレストランと形容するほうが正しいかもしれません。
食後のお茶でまったり。ごちそうさまでした。以上を食べ、しこたま飲んでお会計は1.5万円程度。「ル マルタン ペシュール（LE MARTIN PECHEUR）」にせよ、やはりオーナーがソムリエのお店はアタリが多い。

こんなにも多くの種類のグラスワインがあいているお店は中々無いので飲みごたえがあります。食事はアラカルトメニューもあるようなので、しっかりとした食事はもちろん、旨いツマミと共にワインを数杯楽しむのもまた一興。2次会3次会にも活躍するでしょう。オススメです。

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