ファインダイニング(Fine Dining・テラスクラブ アット ブセナ)/許田(沖縄)

ブセナリゾート内の最上級リゾート「ザ・テラスクラブ アット ブセナ(The Terrace Club at Busena)」のメインダイニング「ファインダイニング(Fine Dining)」。朝食付きのプランであり、当店かブセナテラスのレストラン2種から選択することができるのですが、せっかくなので当店を利用することにしました。
「ウェルネス」をキーワードとしたホテルであるため、食事の内容は実に健康志向です。というか殆ど野菜と果物と海藻とジュースですな。
肉や魚など動物性のタンパク質を殆ど置かないのは理解できるのですが(大豆のフェイクミートはあった)、せめてチーズや卵など多少の存在感があるカロリーは用意しておいてほしかった。育ち盛りのニイチャンであれば発狂するかもしれません。
メインディッシュは「ホワイトオムレツ」をお願いしたのですが、これはヘタクソですねえ。形も焼き目も盛り付けも全てが平均点に達しておらず、味覚の是非を語る前にセンター試験で足切りの外観です。ウユニの塩でできた高級ホテル「Hotel de Sal Cristal Samaña(クリスタルサマーニャ)」のオムレツを思い出しました。
連れはポーチドエッグにオートミールのガレット。私は今回の朝食のラインナップにつき「サーモンねえのかよ生ハムもねえのかよ、え?チーズも置いてないの?」と終始ブーブー文句をたれていたところ、連れは「まあまあ、健康志向のそういうホテルだから。コンセプトには合ってるでしょ?」と随分肩を持っていたのですが、この料理については完全にノーコメントを決め込んでおり、つまり、そういうクオリティだったということでしょう。
もちろん空間づくりやサービスレベルの高さ、笑顔の素敵さは沖縄トップクラスであり、単に食事の内容(というかコンセプト)が私の趣味嗜好と合わなかっただけでしょう。次回の朝食時はブセナテラス側のレストランを利用し、無難にスモークサーモンのエッグベネディクトとかを食べようと思いました。

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