鳥料理 それがし/五反田

五反田で人気の居酒屋系列「それがし」。先日は同系列の焼鳥屋「とり口(とりぐち)」にお邪魔しましたが、今回は鳥料理の「それがし」へ。
緊急事態宣言中の早い時間に訪れたためガラガラ。加えてアルコールはNGとのことでとても悲しい。お食事はアラカルトメニューもありましたが、せっかくなので自慢の「鳥料理それがしコース」を注文。
まずは「冷とうもろこしポタージュ」。とうもろこしのすり流し的な料理ですが、鶏の出汁がきいて美味。量もたっぷり。
前菜の盛り合わせという位置づけでしょうか。それぞれそれなりに美味しいのですが、いかんせん各々のポーションが小さく、3歩あるけば忘れてしまいそうな味覚です。これなら1種にトリまとめたほうが良いと思うのだけれど鳥だけに。
サラダは新鮮。ヤングコーンやイチヂクの起用法にセンスを感じます。たっぷりのチーズも風味が良く、記憶に残るサラダです。
チキン南蛮はイマイチ。ちまちまとしたサイズの鶏肉で、からあげクンのほうが余程食べ応えがあります。鳥料理の専門店でもないのに十番「おにまる」のチキン南蛮は絶品である。
メインは「とりすき焼き」「辛すきやき」「ひな鳥の丸焼き」のいずれかから選択でき、我々は「辛すきやき」をチョイス。鳥の様々な部位を旨味の強いタレで楽しむのですが、なんかこう、決め手に欠けるというか量が中途半端というか、うっかりF1キーを押してしまった時のまどろっこしさに通じるものがありました。
残ったタレで担々麺で〆。ごちそうさまでした。
デザートは5種からのチョイスであり、私はアイス最中を注文したのですが、コンビニスイーツの域を出ませんでした。
以上のコースを食べ、ノンアルコールビールを1本飲んでお会計はひとりあたり6,500円。うーん、値段の割には記憶に残らないなあ。同じ予算をかけて鳥貴族で派手派手に食べた方が満足度は高そう。小食な女子が今日はローカーボで行こうね、みたいなシーンに使うべきお店なのかもしれません。

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それほど焼鳥に詳しいつもりは無いのですが、私のコメントが掲載されています。食べログ3.5以上の選び抜かれた名店を選抜し、お店の料理人の考えを含めて上手に整理された一冊。