私が女子校出身のイケメンを好む理由

女子校生が好きです。「女子高生」ではなく「女子校生」です。誤解の無いよう厳密に述べると、「女子のみを対象とする男女別学の学校出身の女性」のマインドがとても好きです。

私の知る限りの極上コースは、幼稚園から高校までずっと雙葉、大学は女子医、合計20年間の女子校生活を勤め上げることです。平たく言うと男前。経済的にも精神的にも自立しており、決断力があり、LINEの返信が滅法早い。人を試すようなことはせず、パンケーキやタピオカにも並ばない。外見こそは女性ですが、接する感覚としては男友達に近いものがあります。

ある女子校出身の女友達は言いました。「一度セックスしちゃうと、興味がなくなっちゃうんだよね」。これは完全に「ヤリ捨て」の発想であり、極めて男性的な趣味嗜好と言って良いでしょう。ちなみに「ヤリ捨て」は現代社会では眉をひそめられる行為ですが、生物学的にはバリエーションに富んだ遺伝子を残すという意味で、オスとしては評価できる行為らしいです。

閑話休題。では、なぜ女子校生活が長いと女性の男前化が進むのか。それは「自分の役割を性別で決めないから」ではないでしょうか。

文化祭の準備などにおいて、共学であれば力の要る仕事は男子が担い、そうでない作業は女子が担うことが殆どでしょう。特に誰が指示をするというわけでもなく、男性的な仕事、女性的なタスクがごくごく自然に振り分けられていく。他方、女子校であれば性に基づく分担は一切生じることはなく、どんな重たいモノでも自分たちで運ばねばなりません。

例えば、「男性らしい職業」の代表格として医師が挙げられますが(医師の女性比率は2割程度)、ご覧なさい、あなたの周りの女医は皆、女子校出身ではありませんか?(※)
※…「田舎の進学校は共学がほとんどだから、共学からも女医は生まれる」と、生まれも育ちも東京都で、東京の女子校出身の女医に指摘を受けました。
共学であれば女子は女子らしい役割を担う機会が多く、そのような立場を意識的にも無意識的にも演じ続けるため、結果として成人する頃には女性らしい振る舞いをしがちな女性というものが完成するのではないか、私はそう睨んでいます。

しかしながら、女子校出身の方の皆が男前かというとそうではなく、女性的な方も当然にいらっしゃいます。もっと言えば、女性のみの社会において女らしさを堅持したという意味で、生粋のメス、女の中の女は女子校から生まれるのではないか、そんな憶測まで生じてきてしまいました。かといって男子校出身者に女性的なキャラが多いかというと、そうでもないのが面白いところなのだけれども。ちなみに私は共学出身です。

そのようなジェンダー論を、女医4人+私で沖縄を旅行した際に考え込んでしましました。


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