橘丸（東海汽船）／浜松町

主に東京～三宅島〜御蔵島〜八丈島航路に就航する橘丸。船体のカラーリングが不気味であり、古い船かと思いきや就航は2014年。なお、初代橘丸は大正時代に建造し運航していた392トンの小型貨客船、2代目は「橘丸事件（日本陸軍が国際法に違反して病院船橘丸で部隊・武器を輸送した事件）」の舞台、現在の橘丸は3代目です。
「連日完売のナンパ船に既婚者が乗ってみた。」と同様に夜景が見事。22:30に出港し夜景を堪能した後に眠りにつくという実にクールな旅程です。外国人観光客に提案すると喜びそう。
ちなみに私が写真撮影に夢中になっており、連れの女の子（26歳菅野美穂似）を放っておいたからか、さっそく次のようにオッサンに声をかけられていました。「ほら、あれが東京タワーで、そっちがスカイツリーですよ」知っとるわ。

船内紹介に参りましょう。本船は6階建て。我々3名は特2等というクラスでの予約です。
こちらはレストラン。営業時間外はゲストに開放されており、飲食物の持ち込みも可能。この時間帯は酒盛りしている人がほとんどでした。
ベッド等を予約していないフリー客は、レジャーシートで陣地を張り寝袋で眠ります。このあたり「おがさわら丸」と仕組みは同じ。
中にはデッキで眠るツワモノも。
共用のトイレならびに洗面所はこんな感じ。おしゃれではありませんが、清潔です。私は自宅でシャワーを浴びてきたので、バスルームは使用しませんでした。
特2等船室。旅慣れた方が多いためか、皆さんマナーがとても良いです。「船室は眠るためにある」という暗黙の了解があり、ベッド越しに会話する人はおりません。
貴重品ロッカー、電源、ライト、寝具と必要十分な設備。
スペースは一般的なシングルベッドよりはやや狭い程度であり、足を思いきり伸ばしてフルフラットで眠ることができます。並のビジネスクラスよりも余程居心地が良い。
ちなみに株主優待券を使えば運賃は驚きの35%オフとなります。今回の特2等の定価12,900円が8,390円に。島旅好きの方は是非、東海汽船の株主に！


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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。
橘丸
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