クラブラウンジ(シェラトン・グランデ・オーシャンリゾート)/宮崎

旅先のかっちょええホテルがあれば極力そこのクラブフロアに滞在し、クラブラウンジでのんびりすることを趣味としている私。

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今回は宮崎イチのホテル、シェラトン・グランデ・オーシャンリゾートのクラブラウンジのご紹介。
時間は14:30。クラブフロアに滞在するゲストはフロントではなくクラブラウンジでチェックインすることができます。チェックインついでにどんなもんかと覗いてみる。
総客室数が736室の割にクラブラウンジは小さく感じました。それだけゲストを絞っているのだと好意的に捉えることとしましょう。大きな窓を有効活用したテーブル配置であり、54メートルと九州一高い建造物に見合った眺望をのぞむことができます。しかしこの日は雷雨であった。
17:00まではティータイム。恵比寿は猿田彦珈琲の豆を業務用のエスプレッソマシンでどっしりと頂く。

客層は非常に良いですね。変な不倫カップルはおらず、仲の良い若いカップルや品の良いファミリーが多いように感じました。5歳児ほどの少年がテレビを観ながら「ねえー、シェラトンはマリオットに買われちゃったの~?」とクールな質問を父親に投げかけていました。ちなみにシェラトンは2015年からマリオット傘下です。
小菓子は貧弱。航空会社のラウンジと同等かそれ以下です。
それでも味見をしないと気がすまない私。ラウンジ乞食と言われる所以である。味については推して知るべし。
プールでひと泳ぎした後、喉が渇いたと再びラウンジに立ち寄ると、17:00~20:00のバータイムが始まっていました。ワインの種類は泡1本白1本赤1本と限定的。ラウンジのシャンパーニュはモエであることが殆どですが、その点、インターコンチのルイロデは嬉しくなる。
さすがは焼酎文化圏、他の地域のホテルよりも圧倒的に焼酎のラインナップが豊富です。しかし2km泳いできた私の身には危険極まりない透明な液体である。
ところで、食事は超イマイチでした。美味しくない冷菜が3種に不味い温菜が2種、酷いチーズが1種のみです。それだけです。シンガポールのリッツなど、高級ホテルのランチビュッフェほどの料理がプレゼンテーションされ、中にはオーダー制の料理まで含まれるというのに。
それでも味見をしないと気がすまない私。ラウンジ乞食と言われる所以である。味については推して知るべし。
この、鶏炭火焼が特に酷かったですね。色こそはそれなりに宮崎風ですがフニャフニャな食感で、恐らくは地鶏ではなくスーパーで100グラム100円のそれと大差ありません。前日に鶏炭火焼の名店「丸万焼鳥」を訪れていただけに、余計に精神的ダメージを受けてしまいました。
20:00~のバータイムになってもツマミは悪化するばかり。妻が業を煮やし、「下のレストランから出前できます?」とコンシェルジュに訊ねる。しかし色好い返事は得られない。彼女はどうしても〆に炭水化物が食べたいモードに突入してしまったので(妻はワガママなのだ)、そのまま下の中華料理屋に向かうことにしました。詳細は別記事にて
朝食は幾分マシです。新鮮な野菜とフルーツがそれなりに並び、
ホテル朝食の美点であるクリーミーなスクランブルエッグや極厚のベーコンなど、上質な食材を楽しむことができました。
パンには手をつけなかったのですが中々充実しております。とはいえ出される料理は限られているのは確かであり、連泊でもう飽きちゃったよという方は1Fのビュッフェレストラン「パインテラス」に行くのもアリでしょう。詳細は別記事にて
いずれにせよ、外資系ラグジュアリーホテルのクラブラウンジとしては実に貧相であり、これなら中くらいのホテルに泊まって豪華な郷土料理を楽しんだほうが良かったなあという印象です。

この手のホテルのクラブフロアは世界中どこの都市でも1泊1室5~6万円なので、マッチドペアし易いんですよね。そのため世界レベルで見てみると、当館の質の低さが際立った滞在でした。



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ホテルでの食事は割高ではあるのですが、サービスも味も大きく外すことは無いので安定枠として確保しています。その中でも私のお気に入りは下記の通り。

ホテル業界の神と随一のマーケターの共著。サービスする側/される側の両視点があり、「ホテルマンが感動するお客さま」「少しでもお得に、上質な部屋に泊まる方法」などの話題も興味深いです。