定食 丸仲(まるなか)/コザ

コザは胡屋十字路から嘉手納基地に繋がるゲート通り沿い「定食 丸仲(まるなか)」。人力で解体できすなレトロな外観が特徴的。
店内は海の家的まさに昭和な雰囲気です。この写真の左手に倍ほどの広さの座敷があり、収容人員は意外に大きい。
メニューの数は多く、「エビフーヨン」「チキンアドボ」「チャップスイ」「おかず」など、内地の人間が見慣れない料理名がズラリと並びます。ただし同一メニューが繰り返し登場するため、実際のところの料理数は不明。
私は「とんかつ定食B」。略して「カツビー」700円です。当店を訪れるゲストの殆ど(電通調べ認知度98%)が注文する定番メニューです。ちなみに「とんかつ定食A」はとんかつの量が減りお刺身が付きます。
肉を叩いて薄く伸ばしてから揚げるため、提供速度はすこぶる速い。厚めの「ビッグカツ(スナック菓子)」といった噛み応えであり、700円の定食ということを考えれば量も質も素晴らしい。
サラダはまあ、ランチセットのオマケという雰囲気です。人工的な味わいのドレッシングがシュールです。
豆腐は島豆腐ではなく一般的な絹ごし豆腐。つまりすなわち冷奴です。沖縄でこういう冷奴を食べるのは初めてかもしれません。
味噌汁は美味しくありません。出汁がきいておらず赤味噌を湯で溶いただけのような味わいであり、海外の日本料理屋の味噌スープを彷彿とさせます。
ライスも味噌汁に負けず劣らずイマイチですが量は立派。カツとのバランスが米よりになっているので、追加料金でカツ大盛りにするのも良いかもしれません。

いずれにせよ、700円でこのクオリティと量のトンカツを食べることができるのはお見事。費用対効果は抜群です。地元民に長年愛されて続けてきたのも納得です。コザ方面に出かける際に是非どうぞ。


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1年で10回沖縄を訪れることもあります。1泊15万円の宿から民宿まで幅広く手がけています。
TACが世に出した一風変わった沖縄本。もはやガイドブックではなく参考書の域です。非常に情報量が多く、かつ、うまく整理されており読みやすい。大判ではないので持ち歩きやすいのも素晴らしいです。オールカラーの割に高くない。数多ある沖縄ガイドブックの中では突出した存在です。

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