黒島/沖縄

「8月に那覇来るって言ってたじゃん?やっぱ黒島にしない?友達が家に泊めてくれるっていうからさ」と、那覇在住の女子。飲み会の場所を目黒から中目黒に変える程度のテンションである。それでも八重山を訪れるのは1年ぶりであり、黒島はお邪魔したことがなく興味はあったので、渡りに船と那覇=石垣の往復チケットを即予約。
黒島の人口は200名程度。川や湖が無く、水道は西表島から引っ張ってきており、電気と電話線は石垣島から海底ケーブルで繋いでいます。アクセスは石垣島離島ターミナルからの船のみ。なかなかの僻地です。


■グラスワイン 桜坂 ル・ボワ/桜坂(那覇)
https://www.takemachelin.com/2019/10/lebois.html
第二次世界大戦後の米国統治時代には数百件のバー、スナック、キャバレー、映画館などが建ち並び、歓楽街としては沖縄県内で最も賑わっていた桜坂。近年はモノレールの開通などで再び賑わいを取り戻しつつあり、また、沖縄唯一のゲイ・タウンとしても有名です。詳細は別記事にて


■ザ・バー(the bar)/桜坂(那覇)
https://www.takemachelin.com/2019/10/the-bar.html
2015年7月にオープンしたハイアット リージェンシー那覇。桜坂というディープな歓楽街脇なんかに建てて大丈夫かいなと心配したのですが、できてしまえば結構サマになるものです。これは、使える。食前食後に飲みに行く場としてリストに書き加えておきましょう。詳細は別記事にて


バニラデリ (VANILLA・DELI)/石垣島
https://www.takemachelin.com/2019/10/vanilladeli.html
石垣市役所すぐ近く、石垣牛100%のグルメバーガーで有名なお店。「石垣牛」と名乗るには色々とルールがあるらしく、フランスのAOCに似た空気を感じました。メニューにはハンバーガーだけでなく、丼ものやスウィーツなどもオンリスト。詳細は別記事にて


■ユーグレナモール/石垣島
https://www.euglenamall.com/
日本最南端のアーケード「ユーグレナモール」。100を超える土産物店や飲食店が軒を連ねる観光客向けの商店街です。

「石垣市公設市場」や「石垣市特産品販売センター」などが物販の主軸ですがいずれも観光地価格。ローカルと同価格で買い求めたい場合は後述の「JAファーマーズマーケットやえやま ゆらてぃく市場」へ行くと良いでしょう。


■JAファーマーズマーケットやえやま ゆらてぃく市場/石垣島
http://www.yaeyama-pain.com/index.html
JAおきなわのファーマーズ事業。「地産地消」を合言葉に、地元の青果や加工食品、総菜、お土産などが並びます。市街地からは少し歩きますが、お土産に果物などを買い求める場合は圧倒的にリーズナブル。オススメです。


■美崎牛本店/石垣島
https://www.misakigyuhonten.com/
「石垣牛」と名乗るには色々と厳しい制約があるのですが、そのルールをいくつか簡略化したジェネリック的な牛肉が「美崎牛」。
ジェネリックといっても厳しい品質管理のもとで肥育された「美崎牛」の品質は「石垣牛」に勝るとも劣らず。石垣島在住の友人が「BBQするときはいつもココで仕入れることにしている」と言い切っていたので、その味わいは折り紙付きです。


■石垣港離島ターミナル
http://www.aneikankou.co.jp/
八重山諸島には「船積み」という独特のサービスがあり、商店での買い物の際に、行き先などを記した伝票と共に「船積み」をお願すると、お店側が商品を梱包し船に積み込んでくれます。もちろん出航まで余裕のあるスケジュールで臨まねばなりませんが、食料持参で離島へ遊びに行く際には利用しない手はありません。
ところで離島ターミナルにある「七人本舗」の「マリヤソフト」ならびに「マリヤシェイク」は大変オススメ。地元の「マリヤ乳業」の新鮮な牛乳で作った、コクのあるソフトクリームとシェイクです。乳の圧が最強であり、これが本来のミルクなんだよなあ、と、しみじみしてしまいました。


■黒島研究所
http://www.kuroshima.org/
沖縄県竹富町の黒島にある研究所。NPO法人・日本ウミガメ協議会が運営する研究所。石垣島と西表島の間にある広大なサンゴ礁海域「石西礁湖」のウミガメやサンゴの調査を行っています。
研究の成果を一般に伝えるための展示室があり、ちょっとびっくりするぐらい大量のウミガメが自由に展示されています。みな人懐っこく、近くによるとエサだと勘違いするのかバチャバチャ手を振ってくれるのが超かわいい。
資料展示室にはウミガメの剥製(?)を始めとして、このあたりのサンゴや貝類、動物、漁労具などが展示されており、それぞれに詳細な説明が付されています。この記述がなかなか興味深く知的好奇心をくすぐり、思いのほか見入ってしまいました。


■黒島展望台
https://painusima.com/879/
黒島の中心にある展望台。高さは10メートルほどですが、黒島は平べったい土地なので360度充分に見渡すことができます。目の前に広がる牧草地が実にのどか。天気が良ければ石垣島、竹富島、西表島も見えます。


■たま商店/黒島
黒島で唯一(?)の商店がコチラ。朝早くから夜遅くまで営業しているので、普通の旅行者にとっては意外に使い勝手が良いです。
小さなお店ながら品ぞろえは悪くなく、BBQ前だというのにたっぷり入ったマグロの刺身@500円に心を奪われてしまいました。


■伊古桟橋/黒島
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BC%8A%E5%8F%A4%E6%A1%9F%E6%A9%8B
伊古集落が漁業で栄えた頃に活用されていた桟橋。現在は現在は地元の人々が夕涼みや釣りにやってくる癒し系スポットであり、満潮時に遠浅の海を眺めながらお散歩するのは殊のほか気持ち良い。
桟橋近くにBBQセットを設置し、石垣島で仕入れた美崎牛と野菜の調理を開始します。正直ここでBBQをやってよいのか許可が要るのか不明なのですが、この島には警察がいないので良くも悪くも自己判断。加えて消防署も存在しないので、火の始末は気を付けて。


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1年で10回沖縄を訪れることもあります。1泊15万円の宿から民宿まで幅広く手がけています。
TACが世に出した一風変わった沖縄本。もはやガイドブックではなく参考書の域です。非常に情報量が多く、かつ、うまく整理されており読みやすい。大判ではないので持ち歩きやすいのも素晴らしいです。オールカラーの割に高くない。数多ある沖縄ガイドブックの中では突出した存在です。