「私は地球を彫刻する」と宣言し、コロンビア大学医学部を中退して彫刻家になった男


■どこかにマイル/日本航空
https://www.jal.co.jp/jmb/dokokani/index.html
『どこかにマイル』の第5弾。由布院鳴門霧島三沢に引き続き、今回は札幌。普通マイナーな空港が選定されることが多いのですが、今回はドル箱路線に当選。

ちなみに『どこかにマイル』とは、JALに6,000マイルを支払い、旅行したい日付を登録すると4つの行先が表示され、そのうちのどれかの往復航空券がもらえるという緩やかなミステリーツアーです。


■大倉山ジャンプ競技場/円山公園
http://okura.sapporo-dc.co.jp/index.html
日本国内初開催の冬季五輪の舞台。現在でも国内大会や国際大会を数多く開催しており、その設備を観光しに行こうと円山公園駅からタクシーで向かうと、なにやら周囲が騒々しい。
「世界で最も過酷な400m走」と銘打つイベントが開催されていました。 スキージャンプ競技場のラージヒルを利用して行うヒルクライムレース。最高斜度37度の壁に体力の限界が試されます。
私はいち観光客であるため、入念に準備運動を行う選手たちを横目に悠々リフトで展望台へと向かう。
レースが始まりました。スタートから100mを越えたあたりからスロープの斜度は30度を超え、立ったまま登ることが困難になり、手をつきながら這って進む選手たち。高さ3mを超えるジャンプの踏み切り台は仮設の木製ハシゴで駆け上がり、ラスト100メートルは控えめに言って地獄です。

それでもトップクラスの選手は5分程度のタイム。すげえなあ。私なんて何時間かけても登りきることはできなさそう。


■円山公園
http://maruyamapark.jp/
札幌の桜の名所、円山公園。5月中旬ではありますが、まだまだ桜が残っています。
散った桜が絨毯のように地面に広がり、新緑とのコントラストが美しい。代々木公園的な市民憩いの場であり、このあたりに住むと気持ち良さそうです。


■北海道神宮/円山公園
円山公園に隣接する北海道の総鎮守。「開拓民たちの心のよりどころに」と、明治天皇が北海道に「開拓三神」を祀るよう詔を出したのが始まりです。ただし大きな歴史的な意義があるかというとそうではなく、時間の限られた旅行者はパスしちゃっても良いかもしれません。


■コートドール/円山公園
http://www.takemachelin.com/2018/05/or.html
ランチはフランス料理の老舗へ。驚愕の費用対効果。超一流のフランス料理屋でしっかり食べてこの金額は奇跡。詳細は別記事にて


■札幌プリンスホテル/西11丁目
http://www.princehotels.co.jp/sapporo/
市街地にありアクセス至便。回転寿司の皿を積み重ねたような、やや古臭い造りではありますが、清潔で健やかなホテルです。週末にこのクオリティで1泊10,000円はお買い得。気持ちの良いホテルでした。


■大通公園/大通
http://www.sapporo-park.or.jp/odori/
中心地に大きくまたがる都市型公園。「日本の道100選」「日本の都市公園100選」「都市景観100選」「日本の歴史公園100選」にも選定されました。週末ごとに野外イベントが開催されており、そういう意味で代々木公園的でもあります。
芝生や花壇が整備しており心が安らぎます。住民たちは特別感を持つことなく実にのんびりと過ごしており、日常生活に溶け込んでいるのがすごくいい。観光客がどうのこうのする公園ではなく、住んでこそ価値がある公園に思えました。


■札幌市時計台/大通
http://sapporoshi-tokeidai.jp/
日本3大がっかり名所として悪名高い観光スポット。北海道大学の前身である札幌農学校の演武場として、初代教頭のクラーク博士の構想に基づき1878(明治11)年に建設された建物です。これだけを目的に札幌に行くとさすがにがっかりしますが、通りがかる分にはキレイな建物です。あまり期待せずにどうぞ。


■森彦(MORIHIKO)/円山公園
http://www.takemachelin.com/2018/05/morihiko.html
コーヒーラヴァーなら誰もが憧れる聖地であり、今や観光客も立ち寄る札幌の名物スポットです。なるほどこのお店は本物。海外から来て雑誌に載って話題になっちゃった系のコーヒーショップとはワケが違う。札幌観光のお供に是非どうぞ。オススメです。詳細は別記事にて


鮨菜 和喜智(すしさい わきち)/円山公園
北海道を代表する江戸前鮨屋。ミシュラン2ツ星。ぼたん海老がフランクフルトみたいにでかくて、フランク・ミュラーみたいに高かった。詳細は別記事にて


モエレ沼公園/札幌市郊外
http://moerenumapark.jp/
札幌市の市街地を公園や緑地の帯で包み込もうという「環状グリーンベルト構想」における北東部緑地ゾーンの拠点として計画された総合公園。基本設計は彫刻家のイサム・ノグチが手がけ、「全体をひとつの彫刻作品とする」というコンセプトのもと造成が進められました。
広大な敷地に幾何学的形態を多用した施設が整然と配置されており、自然と芸術が融合した景観を楽しむことができます。加えて、ゴミ処理場跡地を公園化したことや、再生可能エネルギーを利用した冷房システムを施設に取り入れるなど、自然環境に配慮した公園としても名高い。個人的にはどこまでも青々とした芝生が広がり、思わず大声を出して走り出したくなる気持ちよさを感じました。
ところで私はイサム・ノグチにつき、詳しくは知らないけれど何だかオシャレな人、程度の認識しか持ち合わせていなかったのですが、この人すごいですね。父親が日本人の詩人・慶應義塾大学教授の野口米次郎であり、母親がアメリカの作家で教師のレオニー・ギルモア。幼少期に父親に捨てられ色々と辛い思いをした後、コロンビア大学医学部に入学。突如「地球を彫刻する」と言い出し大学を中退し彫刻家となり世に認められ、ゴミ処理場跡地であったこの地に立ち「人間が傷つけた土地をアートで再生する」とのコンセプトで基本設計に着手したそうな。かっこええ。


こまつ/円山公園
http://www.takemachelin.com/2018/05/komatsu.html
小松シェフはエルムガーデンの総料理長を10年勤め上げた後に独立。ミシュラン1ツ星。お顔がカンテサンスの岸田シェフにちょっと似ています。詳細は別記事にて


■サッポロビール博物館/東区役所前
http://www.sapporobeer.jp/brewery/s_museum/

日本国内で唯一となるビールに関する博物館。明治初期、近代日本の礎をつくるべく活躍した「開拓使」の紹介から、サッポロビールの誕生、近代日本ビール産業を牽引した「大日本麦酒」時代、そして現在までを歴史的資料を通して学ぶことができます。
目玉は有料テイスティングゾーンの「スターホール」。サッポロビール北海道工場、札幌開拓使麦酒醸造所直送のできたてビールを1杯200円で味わうことができます。店員のおねいさんはキャンギャルという扱いなのか、みんな美人でアガります。
左からサッポロビールの代表商品「サッポロ生ビール黒ラベル」、北海道限定ビール「クラシック」、創業地でつくる札幌開拓使麦酒醸造所の「開拓使麦酒」。いずれも大量生産の類型的なビールであり味わいは中くらいといったところ。また、ツアーに組み込まれている観光スポットであるため、賑やか過ぎる団体客が多く、ビールをゆったりと楽しむという雰囲気ではありませんでした。


海味 はちきょう 別亭 おやじ/すすきの
http://www.takemachelin.com/2018/05/hachi.html
どのガイドブックにも必ず載っている、羅臼料理が楽しめる人気店。「客がストップをかけるまで、掛け声とともにイクラを盛り続ける」という触れ込みで爆発的に話題となりました。しかしながら、ある理由により思わず顔が引きつる私。連れの表情も熟れた果実が急速にしぼんでいくかのよう。詳細は別記事にて


六花亭/さっぽろ
https://tabelog.com/hokkaido/A0101/A010101/1049252/
北海道帯広市に本工場を構える菓子メーカー、六花亭製菓。北海道出身の画家・坂本直行による草花の絵をモチーフにした包装紙が有名です。グループ売上高は200億円近くあり、東京都に支店を持たない製造業としては日本一。資金調達の一環として1992年にドイツマルク建で普通社債1,200万マルクを、1996年に銀行保証付のユーロ円建普通社債10億円を発行するなど、地方の菓子メーカーとしてはかなりユニークな資金調達手法を採っています。

この日は主力商品であり北海道銘菓として人気が高いマルセイバターサンドを食す。うーん、悪くはないのですが、ちょっと砂糖の量が多すぎますね。ベースとなるバターの質は結構高いと思うので、ヘンに甘くする必要はなく、プレーンな味覚で押しても良いような気がしました。


サクララウンジ/新千歳空港
https://tabelog.com/hokkaido/A0107/A010701/1031217/
おなじみJALの上級会員向けラウンジですが、新千歳空港のそれは、これまで訪れたどのサクララウンジよりも真新しく、スタイリッシュでクールでした。リニューアルしたてなのかな。


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