栄町飲み屋巡り vol.5/安里(那覇)

ダイブマスター講習も修了し浮かれ気分の私。やはり沖縄ラスト・ナイトは栄町で〆るしかありません。安里(あさと)駅を左に出れば桃源郷は目の前に。そういえば大学時代にお気に入りだった後輩の名前があさとちゃんだったな。元気にしてるかな。

■うりずん
https://tabelog.com/okinawa/A4701/A470101/47000019/
栄町で最も人気があり、かつ、歴史も長い沖縄郷土料理屋。雰囲気のある建物に様々な沖縄料理が一堂に会すという迫力。
ちなみに当店はドゥル天発祥の地であるため、当然にドゥル天が一番人気。お味のほうは、、、詳細は別記事にて。


■串焼き あだん 本店
https://tabelog.com/okinawa/A4701/A470101/47002061/
当店も栄町では屈指の人気を誇る名店。奇しくも39周年の記念日に立ち会うことができました。我々は予約ナシで何とかカウンター席に滑り込むことができたのですが、その後もひっきりなしにフリーの客が訪れ、肩を落として帰っていきます。
崩すのを躊躇するほどの美しい食材の山から好きなものを好きなだけ。これぞ本質的な意味でのお好み焼きでしょう。お会計はふたりで2,300円。滅茶苦茶か。詳細は別記事にて。


■一番餃子屋
https://tabelog.com/okinawa/A4701/A470101/47016755/
3軒目は店外に溢れ出る客数を誇る餃子の名店へ。
スペシャリテの餃子は皮が分厚くモチモチとした食感。肉汁も台風21号のように豪快であり、ややもすると小籠包のような風味です。10個入って550円は格安。今回の来沖につき、最も心に残った一皿でした。詳細は別記事にて。


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私はヒールからスニーカーまでイケるクチです。三ツ星店もいいけど、場末の飲み屋街も魅力的。
おひとり様大歓迎の名酒場100軒を掲載。ひとり客の割合・男女比・ビールの値段などを「酔い処早見表」として整理されており読み易いです。紙媒体だと1,000円近くする本が、Kindleだとたった500円でお買い得!

関連ランキング:餃子 | 安里駅、牧志駅、おもろまち駅

ラ・パレット(LA PALETTE)/麻布十番

パティオ十番に面した半地下のお店。薄暗くて味のある店内。ちょうど近所のレ・シューのような趣があります。 ランチは1,600円~と良心的。
前菜は海の幸のムースを選択。が、失敗。ゆるふわとしたカマボコのような食感であり、パっとしない舌触りです。味そのものの海の幸というよりはまさにカマボコであり、決して不味くはありませんが、フランス料理店で食べたい味覚からは程遠く、 沖縄の「楽しんで銀座パリ」のような方向性を感じてしまう。
パンは標準的なもの。ひとつ食べるとまたひとつ給仕の方がサーブしてくれます。
メインにはスペシャリテの「地鶏の豚足包みロースト」。地鶏を豚足で包み込んでローストするという、面白い試みです。
表面はローストというよりもカラりと揚がっているような食感。内側にはじっとりとした豚足のゼラチン質に、奥行きのある鶏肉の味覚が弾けます。これは素直に旨い。ソースもコッテリとした王道系のソースであり、昨今のチャラい系フレンチとは対極に位置するフランス料理でした。
デザートはナシのタルトとプリン(?)。いずれも瑞々しい梨の味覚がしっかりと残ったものであり、1,600円のランチセットでこのクオリティの甘味が出るのは嬉しい限り。
コーヒーで〆てごちそうさまでした。繰り返しになりますが、1,600円という価格を考えると費用対効果が良いのは間違いありません。予約ナシで入れましたし、子連れもOKですので、普段使いにちょうど良いお店でしょう。


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麻布十番にはフランス料理屋がたくさんあるのですが、残念ながら割高でハズレなお店も多い。外さない安定したお店は下記の通り。
  • エクアトゥール ←天才によって創られる唯一無二の料理。
  • ALLIE ←ワインという食事の知的部分を担うソムリエの重要性を再認識させてくれるお店。
  • ラリューン ←クラシックな調理で正統派。むちゃ穴場です。
  • 麻布れとろ ←ここで合コンすれば幹事がモテる(と信じている)。
  • RRR ←ワインが割安。飲みまくれ!
  • ルバーラヴァン52 ←全般的に安い。2時間で追い出されるのが玉に瑕。
  • ブラッセリートモ ←和魂仏才、リーズナブル!
  • タストゥー ←トリュフを使ったデザートに身悶え。
  • 麻布十番グルメまとめ ←ほぼ毎日、麻布十番で外食しています。その経験をオススメ店と共に大公開!
東京カレンダーの麻布十番特集に載っているお店は片っ端から行くようにしています。麻布十番ラヴァーの方は是非とも一家に一冊。Kindleだとスマホで読めるので便利です。

関連ランキング:ビストロ | 麻布十番駅、赤羽橋駅、六本木駅

虎白/神楽坂

ミシュランガイドで2年連続3ツ星を獲得。修行先の石かわに比肩するまでの人気店となりました。神楽坂の裏路地に佇む凛とした様は、どことなくエロティックな雰囲気を湛えています。
シャンパーニュで乾杯。店内は想像以上にガヤガヤとしており、ミシュラン3ツ星の高級和食店とは思えないほどの喧騒です。一方、給仕の女性陣が皆、驚くほどの美女揃いであり、思わず連れにコメントを述べると「私も同じことを考えていました」。
一番バッターは百合根をつぶして滑らかにしたもの。そしてトリュフ。ザラりとした食感にトリュフの香りが弾みます。
甘鯛の唐揚げ。こちらは凡庸。最近は連日の甘鯛続きであり、ついつい他店での経験と比較してしまいます。

それにしても、ある程度の飲食店に頻繁に行くようになると、旬の食材に巡り合う機会が多くなり嬉しいのですが、裏を返すと和食であろうがフレンチであろうがどの店に行ってもほぼ同じ食材が出てきてしまうことになります。グルマンあるある。
泡の続きは料理に合わせて日本酒をお出し頂きました。鄙願(ひがん)、松の司の「楽」、写楽、新政「№6」という流れ。写楽(の何だっけ?)が極上品であり、おもわず同じお酒を追加で注文してしまう。
松茸と鱧。下にはごはんが敷き詰められています。松茸の香りが良く隠微な気持ちに浸るのですが、ハモの印象が極めて薄い。もともとそんなに好きな食材ではないからかもしれませんが、松茸ばかりに目がいってしまう一皿でした。
金目鯛のしんじょう。つなぎなどは一切なく、金目鯛だけで造られた逸品。フワフワとした食感に海の深みが響きます。他方、出汁は極めて薄味であり、私のどんくさい味蕾が喜ぶということは無い。石かわはとにかく味が濃いという印象だったのですが、当店はかなり方向性が違うのかもしれません。
ヒラメとアンコウ。これは抜群に旨いですね。やや熟成がかっているのか、ヒラメのコチャリとした食感にじっとりとした旨味が染み渡る。アンコウのセクシーな味わいも魅力的であり、思い切りのよい酸味を湛えたジュレが全体を取りまとめる。
シメサバ。これは意図が不明。申し分なく美味しいのですが、一般的なシメサバでありそれ以上でもそれ以下でもなく、なぜここでワンポイントリリーフを必要としたのか論理を追求したくなります。
ノドグロ。名誉挽回。この焼き魚は完璧です。香ばしく焼かれた皮目から漂う品の良い香り。一口だけ歯に挟むと溢れ出る脂の甘味。添えられた胡麻豆腐も名脇役。本日一番のお皿でした。
ウニとアワビに柚子のジュレ。こちらもグッド。アワビの確かな歯ざわりを楽しみ、ウニに円みのある風味に舌鼓。柚子のジュレもひんやりと味覚を整え、全体として完成した味わいです。ただ、とてもサッパリとした一皿なので、もっと序盤に出したほうがより楽しめたかもしれません。
甘鯛にカブ、シイタケ。先の2皿に比べると急失速。どうにもやはり出汁が薄いように感じます。私の舌は原則的に大雑把なので、当店のような繊細な味付けにはそぐわないのかもしれません。
カニの炊き込みご飯に歓声があがる。真っ赤な甲羅にあげぽよです。
しかしながら見た目ほど食欲をそそられる香りならびに味覚かというとそうでもなく、どうにも薄ぼんやりとした味付けに思えてしまいます。カニ味噌ジャッキーン!カニカニカニ~!というような大掴みな調理のほうが私は好み。
一方で、海苔とナメコの味噌汁は味噌の風味が非常に濃く、少しどぎつく感じてしまいました。結局のところ濃味と薄味のどっちがええねん、と自分にツッコミを入れたくなるほどの情緒不安定ぶりです。
お漬物は標準的な味わいであり、あまり印象に残らず。
デザートはお酒のラムを多用した一皿。決して不味いわけではないのですが、なぜ和食屋に来てラム推しでオーラスを迎えなければならないのか良くわからず、疑問の残ったコースでした。
当店のファンの皆様には大変申し訳ないのですが、期待していたほどではありませんでした。全体として朧げな調味であり、ガツんと心に残る料理が無い。一通り流れるように食べ切ってから、ああ、上品な和食を食べたなという感情が芽生える類のお店なのでしょう。

冒頭述べた通り、店内はガヤついており、ジャージで来ているオッチャンなどもおり、非常にカジュアルな雰囲気に思えました。接待やデートで利用するのとは少し違うかもかもしれません。
そんなことを考えながら雰囲気のあるアプローチを通り抜け、軒先で店主と挨拶を交わす。すると隣の店から「うおおおおおい!○○(私の名)じゃねえか!何してんだよ!」と、地元の飲み仲間に大声をかけられる。折り目正しい紳士を装っていた努力が台無しである。


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和食は料理ジャンルとして突出して高いです。「飲んで食べて1万円ぐらいでオススメの和食ない?」みたいなことを聞かれると、1万円で良い和食なんてありませんよ、と答えるようにしているのですが、「お前は感覚がズレている」となぜか非難されるのが心外。ほんとだから。そんな中でもバランス良く感じたお店は下記の通りです。
黒木純さんの著作。「そんなのつくれねーよ」と突っ込みたくなる奇をてらったレシピ本とは異なり、家庭で食べる、誰でも知っている「おかず」に集中特化した読み応えのある本です。トウモロコシご飯の造り方も惜しみなく公開中。彼がここにまで至るストーリーが描かれたエッセイも魅力的。

Arno's Emquartier/プロンポン(バンコク)

バンコクで一番ひいては世界でもトップクラスに旨いステーキ屋と言えばSteak Arno’s Butcher And Eatery。そのカジュアル版というか、デパート内にあってアクセスし易い店舗がEmquartierにオープンしました。
本店同様、軒先に肉のプレゼンテーションが。店員にお任せでも良いですが、自分の審美眼を信じて場内指名するのもまた一興。
ランチセットを注文。ハンバーガーにサイド、ソフトドリンクがついて800円程度です。飲み物の選択肢は多くなく、私は控えめにシンハの炭酸水を注文。
ハンバーガーセットが到着。パティを一枚追加してもらったので、トータルでは1,400円ほどです。それにしてもカーリーフライって何故か美味しく感じますよね。ポテトを丸めただけでどうしてあんなに旨く、そして楽しくなるのでしょう。
焼き加減はミディアムレア。本店で食べた肉と同様、深みと食べ応えのある肉です。トランプがマンチズを訪れて話題となりましたが、当店のパティはマンチズに比肩する旨さがある。他方、バンズは真実味のない味。肉のレベルが5とするとバンズのレベルは1でした。
それでもこれだけの質および量を楽しんで千円前後で済むのはすばらしい費用対効果です。予約ナシでフラりと訪れても並ぶことはまずないし、英語も通じるので使い勝手の良いお店です。在住者・旅行者いずれにもオススメ!


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焼肉ではなく、洋風の肉料理をまとめました。ステーキやローストビーフがテンコ盛り。赤ワイン片手にガブガブ楽しみましょう!
レストランでの火入れを家庭で再現することに主軸を置いた稀有な本。「焼く」「揚げる」「ゆでる」「蒸す」「煮込む」「混ぜる」「漬ける」など、基本的な調理ほど論理的に取り組む必要があることを得心しました。肉の基本。これを知ると知らないでは大きく姿勢が異なります。

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夕(セキ)/三軒茶屋

床島にて至高の焼鳥を堪能した後、「少し歩くけど、とっておきのお店があるんです!」と連行される。彼女は某ホテルチェーンの広報。宿泊施設だけに留まらず当然に飲食店にも詳しい。
夕。夕方のユウと書いてセキ、と読みます(写真は公式ウェブサイトより)。○で囲えばタケマシュランのアイコンにもなるため入店前から親近感。
メニューを開いて恵比須顔。酒が安いのです。例えばこの而今は180mlで900円。その半分の量で1,000円近く請求するお店が多い中、当店の価格設定には心躍る。

「この前マネージャーに『え?タケマシュランの知り合いなの!?是非ウチについて書いてもらってよ、お金は出すから!』って言われちゃって。『彼は無理ですよ。絶対にお金で動いたりしない厄介な人だから』って答えておいたんですが、、、ダメ、ですよね?」
お通しは青菜(?)の温かいおひたしにたっぷりのシラスと手が込んでいます。お通しが温かいと嬉しいですよね。それだけで作り置き感が排除される。

うーん、ありがたいオファーだけど、お断りさせてもらうよ。別に僕はお金のために記事を書いているわけじゃない。殿馬がフォークボールを投げるために指の間を切ったわけじゃないのと同じかな。それに『厄介な』は余計だ。
「爆弾サラダ」を注文すると、想定外に焼き海苔とネバネバ系がやってきました。納豆に温泉玉子、たくわん、オクラ、白身魚の刺身(タイ?)、たっぷりのネギ。なるほどこれはおにまるで言うところの五色納豆ですね。
「これはこうして海苔で包んでね」と彼女が指南。もちろん私も良く知った食べ方なのですが、奸知に長けた私はまるで理解できないというフリをし、「あーんして。ハイ、あーん」と、流れるようにフィニッシュまで持っていきました。これは好意を誘導する一種の催眠術である。
「じゃあ今度、ウチのホテル、一緒に泊まりませんか?」これは完全に枕営業である。枕営業というか、枕そのものである。

意馬心猿。姿勢を正し、それはファイナルアンサーか?と真面目に問う。「フフ、冗談ですよ。あたしは案内だけして夜には帰ります。記事にしてくれるなら無料でご招待するんで、いつでも言って下さいね!」大人をからかうものじゃない。貴様はカーテンの刑じゃ。
ワカサギの南蛮漬け。自宅で作るのが面倒な料理を気軽に注文できるのが外食の醍醐味。ワカサギのホロ苦い風味の良さはもちろんのこと、上品な出汁をたっぷり吸った茄子まできちんと美味しい。しかもボリュームたっぷり。これは来るたびに注文したい料理です。
「でも、○○さん(私の名)って不思議な方ですよね。好きな女の子のタイプってどんなですか?」うーん、『明るい』『嫉妬しない』『自立している』かなあ。『嫉妬しない』ってのは男女のヤキモチだけじゃなくて、成功者を羨んだり世の不公平を嘆いたりしないことを含めてだけど。
「じゃあ、あたしのこと、どう思います?」ドキリというような色気を感じて慌てて目をそらす。大人をからかうものじゃない。貴様はカーテンの刑じゃ。


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三茶は店主の思い入れの強い哲学のあるお店があっていいですね。ちなみに三軒茶屋は「さんげんちゃや」ではなく「さんげんぢゃや」と読むのが正解です。これ豆な。

三軒茶屋のことを広く浅く知るに打ってつけの本です。ポイントを押さえた情報がコンパクトにまとまっており便利。Kindleだと実質200円程度なので凄くお得です。

夕