赤羽飲み屋巡り/赤羽 vol.2


川栄で思いっきり飲み食いしてし、お金も時間も使ってしまいました。そう、赤羽は22時ごろにお店を閉め始めるので、急がないとハシゴできません。
なんとも赴きのある通りですな。
「オバチャンが名物なんですよ」ということで、「まるよし」。
場末感満載。川栄に比べるとワイワイガヤガヤしたお店で、安酒を笑顔で豪快に飲む雰囲気。
こういうお店には、黒ホッピーが似合うのです。
カシラ。豚の頭です。歯ごたえは面白いものの、旨味は小さかった。
煮込み。川栄のそれと異なり、味噌でガンガン攻めてくる。やっぱ煮込みはこうでなくっちゃね。
スペシャリテのキャベ玉。驚きの190円。まあ、キャベツと卵を炒めただけなのですが、キャベツの甘みに癒される。タダ同然ですし、文句なし。

と、22時ぴったりにお店のおばちゃんが「オーラスオーラス!早く帰って!さっさと飲んで!」と大声で叫びながら店内を駆け巡る。赤羽流の蛍の光である。店員に「さっさと帰って!」なんて言われたの、生まれて初めてです。しかし全く嫌な気持ちにはならず、爽快感すら感じる。ひとり800円でした。
〆のラーメンに「自家製麺伊藤」。なんですが、一見だとこの路地を通ってラーメン屋があるとは全く思えない。ここまで信用の無い「営業中」の看板は珍しいです。
「デフォルトだとスープとネギしかないから、肉入りがいいですよ」とのことで、肉入りラーメン750円。スープスパゲティと見紛うほどの少量のスープ。煮干と鯖ブシの効いた濃厚魚介スープにパッツンパッツンした独特の食感の自家製麺。たぶん美味しかった。でも結構酔ってたし、満腹でもあったため、本当の実力を測ることはできませんでしたごめんなし。驚いたのは、手元のミシュランガイド2015に当店が掲載されており、ビブグルマン(安くて旨いお店)の称号を得ていたのです。うぬう、赤羽あなどれん。

というわけで、のんべえにはたまらん街ですな。とにかく安くあがる。あと、きちんと店を選べば非常にレベルの高い食事も楽しめる、何ともボラティリティの大きい飲み屋街ですね。外人とか連れて行けばめちゃくちゃ喜びそう。

今回は川栄で胃の8割方を満たしてしまったのと、夜であったため売り切れメニューが多かったです。次回はぜひとも昼間からチャレンジし、人気店の人気メニューを制覇したいところ。

日本のサンセバスティアンここにあり。また近々お邪魔したいと思います。ごちそうさまでしたー!



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