北米西海岸 vol.2~橋橋橋~


目覚めると、奥様が朝食にスムージーを作って下さいました。ケールを中心に身体に良さそうな緑色の野菜を中心に、たっぷりのベリーで味を調える。マカやウコン、マキベリーなど最先端の健康食品もトッピングされ、東京なら1,000円を超える1杯。日々の上質な暮らしが伺えます。
ハフィントン・ポスト誌でカナダベスト4に選ばれたパン屋でクロワッサンを買ってきて下さいました。抹茶味がおもしろい。バンクーバーで抹茶って人気なんですって。普段朝食は食べない主義なのですが、この日ばかりはハイグレードなコーヒーと共にたっぷりと頂きます。
観光に出発。マクドナルドのロゴの中央にメープルリーフが埋め込まれています。
デニーズのアポストロフィにも楓の葉。「カナダって、何かとメープルリーフを埋め込んでくるよ」。国民全員が共通認識をとりやすいアイコンがあるって羨ましい。
Granville Islandへ。造船業で栄えた後、再開発で食事やショッピングを楽しめる赤レンガ的スポットへと発展を遂げた街。橋と高層ビルを望みながらテラス席でブランチする地元の人々。
観光スポット的な大きな市場では様々な食材が清潔に取引されています。フルーツや野菜、肉や魚介類などバラエティ豊か。
OCEANというコンクリート会社従業員家族向けのオープンハウスが開催されていました。タンクローリーに乗せてもらえたり、コンクリート会社が本気で作った砂山などで子どもたちが大はしゃぎ。設備に様々なアートが施されているのですが、どうも稲中に見えてしょうがない。
アクアバスという十数人乗りの小さな水上バスに乗る。操舵士がお会計や案内などを全てこなすワンオペです。
水上から迫り来る高層ビル。喫水線が低いため迫力満点。そこらじゅうにヨットハーバーがあり、カヤックやレガッタなどを楽しむ人々が大勢。水と上手に共存できている街です。
街一番の目抜き通り、Robson Streetを往復。ハイブランドから土産物屋など多種多様なお店がコンパクトに集約されています。その中でも美容院やネイルサロン、メイクなど、美容系のお店が非常に多く感じました。観光客が目立ち、昨日よりも中華系が少ない。
Chambarというベルギー料理屋でランチ。詳細は別記事にて。
食後はCapilano Suspension Bridgeへ向かうのですが、途中の橋で事故があったらしく、猛烈な渋滞に巻き込まれる。ここが止まれば全てが止まるという最悪の交通設計。「橋が通勤経路に入るような仕事は避けたい」と職探しにも影響を与えるほど、この橋の渋滞は悪名高いそうです。
通常であれば15分の道を1時間かけてようやく到着。長さ140メートル高さは70メートルの一大観光名所です。しかし竜神大吊橋から100メートルのバンジージャンプをこなした私にとっては朝飯前。
吊橋だけでなく、きちんと舗装されたピクニックスポットであるため、たっぷり2時間の森林浴を楽しむことができました。入場料は3,000円近くするのですが、その価値は充分にあります。
運悪く帰路でも追突事故があったようで凄惨な渋滞。眺めが良すぎるからわき見運転で事故が発生するのではあるまいか。事故処理車を優先させるため、一般車両は片側通行を交代交代で進みます。
ディナーはレストランが80分で1周するという展望レストランへ。詳細は別記事にて。
夕食後は33 Acres Brewing Companyという地元で人気のビアバーに立ち寄り、クラフトビールを仕入れる。最新のコーヒーショップのような雰囲気でスタイリッシュ。
いずれの味も大変美味しかったです。「ストロングビア」は驚きのアルコール度数9.2%。なのに爽やかな口あたりでスイスイと飲めてしまうという危険な逸品。また、これらがいずれも1本300円以下で買えてしまうのはお見事です。日本のクラフトビールもハイクオリティですが、どこも1本500円前後してしまうので、もうちょっとなんとかなったらなあ。
今夜もKUMON。内容がどうのこうのと言うよりも、勉強する習慣を身につけることが非常に重要です。私も昔から机に向かうことに特に苦痛を感じることはなく、今となっては学ぶことがもはや娯楽の一種となりつつあります。この子は私と同じく立派な人間になることであろう。
ポーランド産の高品質なシャルキュトリとビールがあれば夜は明けない。

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