Planet Hollywood(プラネット・ハリウッド)/Marne-la-Vallée(フランス)

パーク内のレストランはどれもイマイチで、マシそうなお店はいずれも凄惨な混み具合。フランスに来てまでアメリカのチェーン店で食べるのは悔しいですが、背に腹は替えられない。一旦退園してからのプラネット・ハリウッドです。

ハリウッド映画をテーマとしたレストランであり、シルベスター・スタローン、ブルース・ウィリス、デミ・ムーア、アーノルド・シュワルツェネッガーなど錚々たる顔ぶれにより設立されました。が、これまでに2度、破産もしています。日本のイクスピアリにあったものは賃料とライセンスフィーでモメて閉店したそうな。
ゲスト・店員ともにあまりフランス人は見当たりませんでした。公用語は英語であり、フランスにいることをすっかり忘れさせてくれます。ある意味、異国情緒に溢れたレストラン。
ビールは500ミリリットルで1,000円程度とまあまあの価格。「今月のビール」を注文すると、中身が何かはよくわからなかったが、おそらくエールタイプのもの。見た目よりもコクがあって美味しかった。
前菜にナチョス。これは完全に手抜きですね。既製品の質の悪いチップスに、大量生産のシュレッドチーズをぶちまけ、サルサソース、ワカモレ、サワークリームなどをボンボンボンとぶちまけただけ。家庭料理以下の味わいであり大部屋女優のような料理です。
私はあまり食欲が無かったので、メインはボリュームのあるサラダだけに留めようとコブサラダを注文。すると今までに見たことのないコブサラダが出てきました。量も2,000円としては考えられないほど少なく、ランチのオマケサラダ程度の大きさです。

店員を呼びとめこれは本当にコブサラダで間違いは無いか?と問い合わせるとニッコリ笑顔で「そのとおり、コブサラダです」と自動応答装置のように返ってくる。

世界のコブサラダを私が勝手に規定するつもりはありませんが、このコブラサラダだけは絶対に許さないと、少し立場が偉いっぽい、バイトリーダー的なニイチャンを捕まえ「お前の家のコブサラダは本当にこんななのか」と問い詰める。

すると「確かにちょっと違うかも、、、肉も無いですし、、、」とのことで、無事にキャンセルできました。危ない危ない、あれで2,000円も支払っていると、2,000円以上に悔しい思いをしていたであろう。
仕切りなおしでビーフファフィータ。2,500円と、ジャンクフードとしては少し高めですが、この程度であればギリギリセーフといったところ。ピラフはボソボソで美味しくないものの、肉そのものは悪くなかったです。ソース類はナチョスに乗っていたものと全く同じで芸がありません。
トルティーヤは4枚のみだったのですが、バイトリーダーが「足りなかったら言ってね、持ってくるから」と気を使ってくれました。これは決して私が厄介認定されたわけではなく、彼がデキるサービスマンだったということです。
バーカウンターではワールドカップ放映中。酒を1杯づつ飲んで、ちょっとつまんで3,000円ちょい。若干割高ではありますがテーマパーク近辺で食べる食事と考えればこんなものでしょう。1皿ごとのボリュームが大きいので、大勢で来てシェアするぐらいが丁度良いと思います。


このエントリーをはてなブックマークに追加 食べログ グルメブログランキング

関連記事
東京ディズニーリゾートのキャストの仕事・職種を紹介する公式本。楽屋話が中心でガイドブックとは全く異なる視点で語られる不思議な本です。ディズニー好きであれば必ず胸が熱くなる1冊。

関連ランキング:アメリカ料理 | イルドフランス地方