Alley on 25/アンダーズ シンガポール(Andaz Singapore)

アンダーズ シンガポール(Andaz Singapore)」の朝食会場は、25階ロビーフロアの奥にある「Alley on 25」。上級会員向けのラウンジなどは無いため、宿泊客の全員が当レストランで朝食を摂ることになります。
会場は大きく3つのエリアに分かれており、入ってすぐのパン・サラダ・フルーツの間、続いて卵料理やウインナーなどの間、一番奥にアジア料理の間があります。
一見、料理のラインナップは多いように感じるのですが、連泊しても代わり映えしないので、正直飽きちゃうなあというお気持ちです。
サラダの種類が多いのは嬉しく、野菜ばっかし食べていたような気がします。あとサーモンが旨かった。
連れは「カヤトースト」というシンガポールのソウルフードを目ざとく見つけ出し得意気に注文していました。「カヤジャム」というスプレッドを塗った上でトーストするというものであり、温泉卵と合わせて食べるのが定番だそうです。
お馴染みの「ラクサ」もあるのですが、麺がイマイチなのと辛味が強すぎるので日本人ウケはしないかもしれません。やはり麺料理は日本とイタリアの独壇場である。
朝食としては悪くないですが、1泊5-6万円のホテルのそれとしてはちょっと物足りないなあというお気持ちです。そういう意味で、東京のアンダーズの朝食は相当レベルが高いような気がしてきました。久しぶりに泊まりに行ってみようかな。

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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。

つけ麺SAKURA/牧志(那覇)

那覇の桜坂エリア、「ハイアットリージェンシー那覇 沖縄」の斜向かいあたりにある「つけ麺SAKURA」。廃墟と見紛うほどのボコついたエクステリアが特徴的。常にシャッターが半分閉まっていますがこれでアクセル全開なので、気のせずそのまま入店しましょう。
店内はブラックライトが怪しく光るダイニングバーのような内装で、ラーメン屋としては珍しい誂えです。テーブル席もかなり多くアルコールやツマミもあり、飲み屋使いするゲストも多いようです。
私は「魚介豚骨つけ麺」を注文。並盛900円です。具材は別皿でやって来、カチカチに茹でられたゆで卵やゴーヤ、玉ねぎ、茎ワカメなどが異文化を感じさせます。
つけ汁は舌先がザラ付くほど濃厚で、スウィニートッド的に出汁の元が擂り潰されているように感じました。魚介の香りが強いものの、コクの強さは豚骨そのもので塩分高め。麺は中太でツルツルとした弾力のある口当たりです。
連れは「魚介豚骨ラーメン」を注文。並盛で850円です。ひとくち頂いたところ家系のニュアンスを感じさせ、そのスープを極限にまで濃縮したような塩気と旨味、そして脂身。メニュー名の通り魚介の風味もキッチリと漂います。
麺はつけ麺のものと恐らく同じでツルツルもちもちとした口当たり。そういえばスープも具材も味わいの方向性はつけ麺と同じであり、構成要素は全く同じなのかもしれません。 
パンチのある一杯でした。それなりに飲んだ後だったので支払金額は気になりませんでしたが、冷静に考えると結構強気な価格設定です。このあたりはディープな飲み屋街なので、飲んだ〆としてノリで訪れる雰囲気なのかもしれません。二次会後の塩分補給にどうぞ。

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寒い季節は沖縄で暮らしているので、旅行やゴルフだけで沖縄に来る人よりかは一歩踏み込んでいるつもりです。沖縄の人ってネットに書き込みしないから、内地の人が知らない名店が結構多いです。
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沖縄通を気取るなら必ず読んでおくべき、大迫力の一冊。米軍統治時代は決して歴史のお話ではなく、今の今まで地続きで繋がっていることが良くます。米軍の倉庫からかっぱらいを続ける悪ガキたちが警官になり、教師になり、ヤクザになり、そしてテロリストへ。沖縄戦後史の重要な事件を織り交ぜながら展開する圧巻のストーリー構成。オススメです。

EMME(エンメ)/表参道

表参道「ラチュレ(LATURE)」の卒業生が、そのご近所に開業したワインバー「EMME(エンメ)」。グルメガイドブックであるゴエミヨにも掲載されたことがあります。
店内はカウンターが5-6席で、主力はテーブル席にちょっとした個室もあります(以上、写真は食べログ公式ページより)。ワインバーと言いつつお食事寄りのお店であり、また、一番の目玉はアシェット・デセール(テイクアウトでなくその場で作られ出来立てを供されるデザート)のようです。
グラスのワインは結構の本数が空いているのですが、その管理は色々と心配です。例えばこちらは樽のきいたブルゴーニュですが、氷水にぶち込んで冷やしっ放しにしていたので、私とは価値観が全く異なるように感じました。
アミューズにつき、入店から提供まで20分を要しました。厨房からは缶ペンを落としたような派手な音が聞こえて来るし、明らかに準備不足です。もしかして君たちは全員タイミーなのか?そんな疑念の中で口にするツマミの味など中くらいである。
スープを出すのにもかなりの時間を要します。ここは精神と時の部屋なのかもしれない。しかもその間、ずっと厨房からベラベラと話し声が聞こえて来るのが癇に障る。口よりも手を動かしたまえ。ゲストに聞こえる位置で作戦会議をするな。明らかに全体が回ってないのに、目の前のゲストへの作業を中断して、かかってきた電話には即座に出るなど、優先すべき事柄が全く整理できていません。
数十分の虚無期間を経て登場した炙りサワラのマリネ。謎に紫色で不気味です。調味も酸が強すぎ、酢をそのまま飲んでいるかのようです。もちろんこんな小さな料理は秒で食べ切りグラスも空にするのですが、下膳もしなければ追加でワインも勧めてこないので、タイミーどころか飲食未経験者説が濃厚になってきました。
タケノコと何かのミンチ肉の料理も「木の芽どこ!?」のような長い長い捜索活動を経ており、結果としてハーブ香る不気味な味わいに帰結するという寂寥感あふれる食体験。そもそも冷蔵庫の在庫を管理できていないとはどういうことでしょうか。
オマールのパイ包み焼きと料理名だけは立派ですが、オマールの質は大変低い。東南アジアにおける欧米人向けステーキハウスのサーフ&ターフのエビみたいな味がしました。ソースにもぽい雰囲気を出すためにバニラを用いているようですが、ただ使ったというだけで香りが立っておらず、全く活用できていません。
メインはエゾジカ。普段から直接的な表現は避けているつもりなのですが、このメインディッシュは文句なしに不味いですね。肉は臭くバサバサで悪夢のような後味。ひとくち食べる度に暗黒が口の中に広がる。ガストのハンバーグのほうが余程美味しいです。この当店は味見とか食材の状態チェックとかちゃんとやってるのでしょうか。納豆すらダメにさせる破壊力を感じました。
自慢のデザート。1皿目はフロマージュブランのアイス(?)にイチゴ、メレンゲ、フキノトウの何か。なるほどスペシャルコンテンツと主張するだけあって、こちらはきちんとしたフランス料理店に比肩する味わいです。フキノトウの苦味も大人の味わい。
デザート2皿目はパフェ。ピンクグレープフルーツを土台にブランマンジェと紅茶のアイスを重ねます。それぞれの味わいの良さはもちろんのこと薔薇の香りなども洒落てます。当店の正しい使い方は、デザートだけを食べに来ることなのかもしれません。
以上を食べ、グラスでワインを3杯飲んでお会計は1.7万円ほど。グラスワインの値付けは立地を考えると良心的ですが、この質・サービス共に壊滅的なコース料理が1.1万円とは客に対してあまりに不誠実。料理は暗黒時代の牢獄で出されるようなクオリティで全般的に安っぽく、サービスのプロはひとりも居ない。私とても悲しい。ぴえん超えてぱおんです。

これまでの2024年上半期わが心のワーストレストランに比肩する酷さでした。ゴエミヨに掲載されたのも、たまたま順番が回ってきただけでしょう。ダニングクルーガー効果を後押しするようなメディアにも責任の一端を感じたディナーでした。

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「好きな料理のジャンルは?」と問われると、すぐさまフレンチと答えます。フレンチにも色々ありますが、私の好きな方向性は下記の通り。あなたがこれらの店が好きであれば、当ブログはあなたの店探しの一助となるでしょう。
日本フレンチ界の巨匠、井上シェフの哲学書。日本でのフレンチの歴史やフランスでの修行の大変さなど興味深いエピソードがたくさん。登場する料理に係る表現も秀逸。ヨダレが出てきます。フランス料理を愛する方、必読の書。

ボンディ 芝浦店 (Bondy)/田町

神保町で創業し、「神田カレーグランプリ」の初代グランプリに輝いたこともある「ボンディ(Bondy)」。東京ではトップクラスに有名な老舗の欧風カレー店であり、当店が監修するカレーがファミマで発売されたこともあります。今回はその芝浦店にお邪魔しました。
店内は奥に広くテーブル席が中心に30席近くあります。それでもランチタイムは待ち行列が生じるほどの人気店。おひとりさま向けのカウンター席はちょっと変わったレイアウトで面白い。
最初にジャガイモが届きます。ホクホクと美味しいのですが、なぜこれだけ別皿で最初に登場するのだろう。
ミニサラダは350円。カレー屋のサラダとしては味は悪くないのですが、ちょっと高い気もします。
そうこうしている間に「ポークカレー」が到着。普通サイズで1,600円と、一般的なカレーとしてはかなり高価な部類に入るでしょう。
ライスはちょっと独特で、それほど温度は高くなく少し乾いた感じがします。シュレッドチーズが溶けることなくフリカケのように散りばめられているのが印象的。
カレーはドッシリとしたボディが感じられる欧風カレー。動物性脂肪が強く感じられ、ホテルで提供されるカレーに方向性が似ています。一方で、ウチのオカンが作るカレーと値段に見合った差は感じられませんでした。
カレーが1,600円にサラダ350円を付けて合計で1,950円ほど。間違いなく美味しいのですが、やはりちょっと割高なあという印象。体感的には1,200円ぐらい。冒頭の初代グランプリの件もあるので、やや回顧主義的なテンションで訪れると良いでしょう。

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カレーって美味しいですよね。インドカレーも日本カレーも大好き。ただしそれほど詳しいジャンルではなく、スパイスマニアには逆立ちしても勝てないので、意外性のあるオススメカレーをご紹介。
カレーにまつわる単語が辞典形式にまとめられ、知っていそうで全く知らないカレーエピソードがたくさん詰まっています。気合を入れてカレーを食べに行く前に目を通してから臨むと楽しさ倍増!

レストランふりっぱー(RESTAURANT FLIPPER)/名護(沖縄)

1971年に創業し、名護市民に愛され続ける「レストランふりっぱー(RESTAURANT FLIPPER)」。言わずと知れた老舗のステーキハウスであり、ランチ営業のみで数十分待ちは当たり前の人気店です。ちなみに「わたしの一番かわいいところ」でお馴染みの「FRUITS ZIPPER」通称「ふるっぱー」とは恐らくは関係ありません。
我々は土曜日の11:30にお邪魔したのですが既に1回転目は満席で、記帳台での待ち順列は7組目でした。着席までは30分近く待ったかなあ。こげ茶主体のクラシックな内装で、湘南のカレー屋「珊瑚礁」に雰囲気が似ています。
席に案内されるとステーキソースが並べられます。自家製のソースは酸味が主体でドレッシングのような味わい。代替品として、皆様お馴染みA1ソースも用意されていました。
食事にはスープが付帯します。スープはドロリとした口当たりで、塩気が強くアメリカのステーキハウスで食べるそれそのまんまです。
私は「伊勢海老&ヒレ300g」を注文。6,700円です。ヒレにはレモンとバター、すりおろしニンニクがデフォルトで乗せられており、これに加えて先のステーキソースを足していきます。普通に美味しいのですが調味に統一感が無く、せっかくの肉塊に申し訳ない気がしました。
伊勢海老は身の密度が締まっておりミッチリとした食感。旨味と塩気も強く白ワインが欲しくなります。
連れは「伊勢海老&サーロイン250g」を注文。6,500円です。ひとくち交換こしましたが、個人的にはコチラの肉のほうがジューシーで私好みでした。
炭水化物はトーストかライスを選択することができます。が、これは普通のライスですね。その辺の定食屋のそれと大差なく、6千円を超えるランチとしては物足りなさを感じました。
決して不味くはありませんが、待ち時間は長く高価な割にこんなもんかというお気持ちです。グループであれば結構な支払金額に達するのに支払いは現金のみという融通のきかなさもイマイチ。これなら「ロイヤルホスト」でアンガス牛のステーキを食べた方が余程満足度は高いでしょう。あくまで名護市民のソウルフードを楽しむつもりでどうぞ。

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