ミカンカフェ(mikan cafe)/福音寺(松山)

いよ翁でミシュラン1ツ星蕎麦を堪能した後、「デザートにかき氷でも食べよう」という運びとなり、ガイドブックやネットの情報を総合して当店が最適との結論に至りました。後から知ったのですが、「えひめスイーツコンテスト」のグランプリ受賞の常連であり、シェフはフランスでの修行経験もあるとのこと。
カフェ、というよりもパティスリーにイートインスペースが併設されているという印象。ショーウインドウには多種多様の見目麗しいケーキたち。焼き菓子なども豊富。これだけのラインナップを揃えるのは結構大変だぞ。
イートインでの利用を告げると2階に案内されました。靴を脱ぎ、ぺたぺたヒンヤリとした床が素足に心地よい。ひと目もないため昼寝してしまいそうなほど居心地の良い空間です。このスペースの利用は中学生以上のR12指定です。
人気ナンバーワンの生苺ミルク。苺は紅ほっぺであり、甘味と酸味のバランスがちょうど良い。たっぷりの果肉の甘酸っぱい味覚にミルクのコクがグっと迫り、全国区の美味しさです。
チョコレート。これは面白い組成ですねえ。かき氷というよりは、チョコレート風味の氷(?)を削って造る、アイスモンスター的な味付きかき氷です。白眉はチョコレートソース。カカオの香りが高く芳醇。かき氷というジャンルを飛び越え、スイーツとして完成度の高い一品でした。
愛媛みかん。愛媛が誇る柑橘を贅沢に使用したかき氷。それにそてもトップに据え置かれたみかんの果肉の量といったらない。トータルとしてミカン1個以上は用いているのではなかろうか。
新宮抹茶。意外にも愛媛県は茶の名産地。四国中央市新宮の抹茶を贅沢に使用します。練乳を練り込んだきめ細やかな氷の味覚が印象的。他のかき氷に比べて口溶けが良く、サイズは小さいながらも存在感のある1杯でした。
我々が出る頃には満席で待ちが生じていました。かき氷はいずれも700円と極めてリーズナブル。六本木yeloでは数時間も待たせた挙句1,000円を超えてくることを考えると、非常に良心的なお店と言えるでしょう。駐車場もあるので、松山観光の清涼剤としてどうぞ。


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