自家製さぬきうどんと肉 甚三(じんざ)/大門

神保町の名店「丸香」で修行された方が独立。大門と芝公園のちょうど中間に位置します。ランチタイム時は散発的に行列が生じていますが、回転が早いので、何十分も待つということは無いでしょう。
簡素な店内。座席はカウンター主体。基本的にはひとりでの来店、多くてもふたりが限界の仕様です。
香川で食べるさぬきうどんに近づけるよう、素材のほとんどが香川のものです。うどん粉や醤油はわかるのですが、青ねぎを空輸しているとは凄まじいこだわりです。
肉うどんのスペシャルを注文。温と冷を選ぶことができるのですが、私はグニグニした食感を好むので、当然に冷。サイズは並盛りで。0.5玉50円でサイズアップできるとのこと。

メニューの名に恥じない豚肉の量。肉は千葉県の銘柄豚「林SPF豚」。甘辛い味付けに豚肉の優しい脂の甘味が加わり、肉うどんというジャンルにおいて、最高峰の美味しさと言えるでしょう。港屋のそれとはまた違った趣のある肉トッピングでした。
麺は自家製麺。店内に製麺所を設けている本格派。なるほどツヤツヤと輝き健康的なビジュアル。期待通りの歯ごたえであり、噛むごとに小麦の旨さが滲み出る。
天かす、黒こしょう、ゴマなどで味変すると良いとの貼り紙があったため、チャレンジ。黒こしょうなどは斬新な試みですが、繊細な出汁の香りがカバーされてしまう。まずはプレーンな状態でしっかりと味わってから色々と試しましょう。
スペシャルには鶏天が3つつくのですが、鶏天というよりは唐揚げに近い印象。一般的な定食屋のそれであり、汁に浸ってしまうのでカラっと感に乏しい。やはり当店で肉を食べる場合は豚肉を狙ったほうが良さそうです。
総じて旨いうどんでした。今回は出汁に入ったうどんを食べたのですが、卓上にあった特製の醤油を味見し、それがめちゃめちゃに美味しかったので、次回は醤油系のうどんにしてみよう。安い・早い・旨い。オススメです。


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