万伝餃子(マンデンギョウザ)/大門

日帰り伊豆大島ではしゃぎ周った後の打ち上げで利用。
帰りの船ではすっかり眠りこけていたのですが、羽田近くになると「おなかすいた」と、むくりと起き上がる前田亜美似の連れ。「餃子たべたい。あとビール」こういうところが彼女の良いところだ。
船上から食べログで手近な餃子屋を検索し、予約の電話を入れる。「19時2人?ダイジョーブダイジョーブガチャ」と、私の名や電話番号も聞かずに予約完了を告げる電話主。常時ガラガラで予約という概念が無いお店なのかと思いきや、実際にはラスト1席しか残されておらず、ちょっと不安な予約システムです。
スーパードライのジョッキで乾杯。400円代と価格は安いのですが、サーバのメンテナンスが上手くいっていないのか、ヘンに酸味があり発泡酒のように薄い味わいでイケてません。
水餃子は具こそ一般的なものですが、生地はモチモチとしており中々に美味。
シイタケとチンゲンサイの炒め物。非常に解かり易い味わいでそれなりに上手いのですが、ニンニクの強烈な風味といつまでも舌に残る妙な旨味が気になるところ。
焼餃子。やはり生地が旨く、バリっとした食感も堪らない。タネは牛肉とタマネギを選択したのですが、牛の脂とタマネギの甘味が相俟って、牛丼のアタマを餃子にしたような不思議な味わいでした。
生ビールには見切りをつけビンに移行。同じジャンルの飲み物とは思えないほど複雑で奥行きのある味わいです。
油淋鶏(ゆーりんちー)。揚げた鶏肉に刻んだ長ネギと醤油ベースのタレをかけた中国料理であり、俗に言う若鶏のから揚げネギ香味たれです。肉よりも皮や衣が支配的で、スナック菓子のような風味がクセになる。調味も人工的であり、それを含めてビールが止まらないジャンクフードです。
追加で焼餃子をもうひとつ。今回のタネは豚肉・ニラ・海老。豚肉の歯ごたえとニラの香味に食欲をそそられ、先ほどの牛丼餃子とは全く異なる料理と考えたほうが良いでしょう。
1品1品が高くなく、アルコールの値付けも悪く無いのですが、いかんせんジャンクな調味と妙な味覚の生ビールが気になりました。喫煙も可であり、手を叩いて大声でゲラゲラ笑うようなリーマンが集うお店です。

「客にデブが多いよね。ハゲかたも丸の内とはちょっと違う」と、鋭い分析力を見せる連れ。我々のように枯れたカップルであれば問題ありませんが、付き合い初旬の男女には厳しいお店でしょう。


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