神田 雲林(yun-rin)/淡路町

地下鉄淡路町駅から徒歩3分、神田地域でトップクラスの人気を誇るランチスポット、雲林(yun-rin)。食べログ上の点数は3.80(2018年7月)。開店は11:30なのですが、11:10頃から並び始めるゲストがチラホラと見え始めます。
店内は三十数席の相席スタイル。小さいながらも品の良い内装で、礼儀正しいスタッフがキビキビと動きます。1回転目に入れない場合は数十分待つことになるので時間が限られた方はお気をつけて。
一番人気の激辛マーボー豆腐セット。1,050円です。時間のかかるメニューであるのか、提供順が大きく前後していました。
小鉢がいくつかつきます。こちらはトマトの酢の物?上質で清澄なトマトがサッパリとして美味しい。暑い夏の一口目として最適。
右の小鉢は何かの肉の煮込み、もしくはガンモ的なもののそれです。八角の香りが漂い、家庭では絶対に実現できない味わい。左は瓜系のお漬物でした。
スープはシンプルなものながら、やはり並みの中華料理店とは一線を画す奥行きがありました。これは麺類を注文しても期待できそうです。
さて本題の麻婆豆腐。「激辛」と冠している割にはそれほど辛くなく、凝縮した豆腐の旨味と肉に対する複雑な調味が印象的。油にどっぷり浸かっているのですが全くクドくなく、山椒の香りと相俟って見事な清涼感を奏でています。これは文句なしに旨い麻婆豆腐である。
ライスは一般的なものでした。麻婆豆腐の油を含ませながらガツガツガツとあっという間に完食。
なるほどこれで1,050円であれば行列の長さにも納得です。街の中華料理屋の価格帯ながら、ラグジュアリーホテルの高級中華に比肩する味わい。待ち時間を考えるとちょっと扱い辛いですが、わざわざ訪れる価値もあり。オススメです。



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神田は良い街です。東京駅すぐ近くと至便であるのにも関わらず、5,000円も出せばしっかりと飲み食いができるお店が多い。気長に開拓していきたいと思います。

月刊『散歩の達人』のハンディ版。チャラついていない大人向けの硬派なガイドです。地図が解かり易く名所旧跡の紹介もしっかり。神田周辺をお散歩する際には是非。