Benares/Berkeley Square

ロンドンはインド系の移民が多く、インド料理屋が非常に充実しています。旅行ではやっぱりフィッシュアンドチップスが食べたくなりますが、気分を変えてインド料理も良いものですよ。

当店はインド料理屋ながら、ミシュラン二ツ星という話題店。純粋なインド料理というよりは、インド料理をフレンチ的な提供の仕方にアレンジした(中華におけるヌーベルシノワ的な)もので、ロンドンの最先端の先端のレストラン。

ウェイティングバーで待っている時は、内装だけスタイリッシュで客の年齢層が低かったので、「あれ?何このグローバルダイニング(ラボエムとかモンスーンカフェとか)的な雰囲気。もしかして失敗した?」と心配したのですが、メインダイニングに通されてびっくり。70席近くの大バコが、ほとんどインド系の客で埋め尽くされているじゃないですか。この時点であげぽよです。
アミューズはチップスにタレをつける系。
パイナップルとかトマトとかに、スパイスがビンビンに効いていて、美味しいというよりは新しい。興味深い。
続いてカレークリームが詰まったコロッケ。これもスパイスが強烈。アツアツで美味しいですね。
ガーリックのナンに
 パテをつけてガブリ!
これはとても美味しかったです。特に真ん中のタンドリーチキンのパテ。肉のうまみとスパイスの刺激、ガーリックの香りで食欲がものすごく刺激されました。
右端のバジルエビが美味しい。ただ、調理がどーのこーのじゃなくて、エビだから美味しい。中央のチキンはミートボール味。左端のラムは臭かった。
ミネストローネ?これは全然美味しくない。アメリカの雑貨屋のチキンヌードルスープのような味わいです。
 イカ。普通。あたりめのほうが美味しい。
ラム。まずい。なんで食材かぶらせるかね?温度もぬるい。肉は臭い。怒りを覚えました。
 パンじゃなくてナン。普通です。
デザートはキャラメルアイスとバニラアイス。美味しいけれど、フレンチのデセールに比べれば貧弱。もっとインド料理的な部分をプッシュすれば良いのに。
〆はチョコムース。印象なし。

インド料理っていうマイナーなジャンルだから二階級特進なだけ。これで二ツ星は評価が甘すぎでしょう。どの皿もスパイスがふんだんに使われていて新鮮ではありますが、すごく美味しいかと言うと疑問。値段も高いし。これなら日本で1,000円食べ放題のカレーでいいや。

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Benares Restaurant
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俺のフレンチGINZA/銀座

超超超話題店。これは行かねばなりません。2階のテーブル席は予約が大変らしいですが、1階の立ち飲み席なら、平日早い時間に行けばあっさり入れます。
シャンパーニュで乾杯!確か600円ぐらい。安い!!ただ、グラスの形がヘンテコで、なみなみ注いでくれたけど、実質的な量は少ないと思う。
お通しのパン。普通。
白レバーのパテ。すごく美味しいし、量もたっぷり!本日一番のお皿です。
うさぎのテリーヌ。とても淡白でチキンみたいな味わいでした。
ウニとトマトのムース。とにかく安い。味は普通。どうしても北島亭のアレと比べてしまう。
エスカルゴのパイ包み焼き。
こってりしてて美味しかった。クリームとパイの味が強く、エスカルゴは食感を楽しむお皿です。
甘エビとクスクス。これは全然美味しくない。回転寿司の甘エビレベル。ワサビ醤油で食べたかったです。
アナゴのテリーヌ。これも全然だめ。この店は値段が安くて量もそこそこあるんですが、食材そのものに味がしないことが多い。ブラインドで食べたらアナゴなのか何なのかさっぱりわからないと思います。
ラム。骨と脂身ばっかで食べるところが全然ありませんでした。金返せ。
フォアグラに黒トリュフソース。味付けがしっかりしてて結構美味しいです。
デセールはクレームブリュレ。量がたっぷりあって、スプーンでガブガブ食べる感じ。バニラの風味が効いて良かったです。

全般的に、覚悟していたよりも美味しかったです。ファミレス以上ビストロ以下。値段相応と言えば値段相応。居酒屋で言えば土間土間みたいなポジションでしょうか。

許せないのがスペシャリテとして推しているオマールとロッシーニが18:30の時点で売り切れてたこと。不動産屋のありもしない目玉物件的な香り。見事に釣られてしまった感があります。

店側は「安いんだからしょうがないだろ」、客側も「安いんだからしょうがないか」と馴れ合ってるから、伸びしろはないですね。今がピーク。

大体、「ひらまつの能勢」とか「ロブションの飯田」とか言われても誰ですかってカンジ。岸田・米田・成澤ぐらいじゃないと「スターシェフ」って名乗っちゃいかんと思う日本においては。

「スペシャリテ」の定義もヘン。ロッシーニ風とかオマールのローストなんて数百年前からある料理だし、ウニとトマトのムースもどこにでもある。そもそもスペシャリテが売り切れで出せませんなんて料理人としての矜持を感じないし、哲学もどこにもない。

QBハウスのフレンチ版と思ってください。安いからまた行くことはあると思うけれど。


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俺のフレンチ 銀座本店
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エディション コウジシモムラ/六本木一丁目

ミシュラン二ツ星獲得→星無しに転落→ミシュラン二ツ星獲得とアップダウンの激しいレストラン。というか何があった?ミシュランと喧嘩した?野次馬根性丸出してものすごく興味を持ってしまいますこういうお店って。
アミューズは特に印象なし。
前菜。スペシャリテの「海水で軽く火を通した牡蠣の冷製 海水と柑橘のジュレ 岩海苔風味」。この皿は方々で大絶賛されていて、「ホンマにそこまで美味しいんかいな?牡蠣はポン酢かけてジュルっていくのがええんちゃうの?」と懐疑的に接してしまいましたが、感動的に美味しかったです。ジュレの塩加減が絶妙で柑橘の風味もばっちり。ガツーンとわかり易い味わいです。
フォアグラのテリーヌ。これはどうでしょう。ベリーやらなんやらで甘ったるくなって非常にもったいない。ラムみたいにクセのある食材にベリーを合わせるのは許容できますが、焼いただけで充分美味しいフォアグラをこういう目にあわせる必要はないと思いました。
カダイフを纏った的鯛。揚げずに焼いているとのこと。サックサクでスイスイ食べれます。シンプルであっさりしてる。個人的にはちょっと物足りない。
うずらのロースト。完全につくねですね。すごく美味しいけれど、フレンチのメインディッシュとしては風格に欠けます。
ライチ風味のココナッツアイスの下に色んな果物が隠れています。これ、食材を重ねるんじゃなくて、全部をプレゼンテーションすべきだと思う。見た目で損してる。
カカオウォーター。質の良いカカオをこれまた質の良いお水に長いこと漬け込んで抽出するらしいのですが、うーん、別に美味しくない。ミスドのチョコシェイクのほうが美味しい。
アイスやらガナッシュやらチョコシャーベットやら。これはすごく良い。チョコレートっていうコンセプトはひとつなのに、まったりアイス、サクサクラスク、ひんやりシャーベット、たまにオリーブオイルやら塩やらと、すごく複雑に食べ進むことができます。もっと食べたい!
食後にハーブティー。聞いたことの無いハーブがたくさん入っていて面白かった。
オリーブ入りのフィナンシェに
アボカドのムースにグレープフルーツをトッピング。ミニャルディーズにこんなムースが出てくると嬉しくなりますね。

そういえば、サービススタッフのレベルがすごく高かった。ホールの総監督みたいな方のレベルが高すぎる。サービスでおお!と思う機会ってすごく珍しいので、すごく貴重。シェフの料理に対する思想とか哲学とかを、我々にもわかりやすく解説してくれるのがすごく良い。しかも全然嫌味な感じじゃなくて。

とても満足。また来たい。という冷静なコメントに私は留まるのですが、連れは「うめーうめーサイコォォォオウ!うぎゃーまた来たい!」と大騒ぎしていました。皿数とかポーションはたっぷりあるのに、軽くてサクサク食べれるので、女性にとって嬉しいお店なんだと思います。

最後はシェフがお見送りに来てくれたのですが、クマみたいにぼってりとした体型で可愛らしかった。それでいてあんなに繊細な調理。食べるのが好きなんだろうなあと妙な説得力がありました。


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エディション・コウジ シモムラ (フレンチ / 六本木一丁目駅、神谷町駅、六本木駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.5

オギノ/池尻大橋

東京ではトップクラスに予約が取りづらいお店ではないでしょうか?私は行こうと決めてから2年以上かかりました。たまたま当店のHPを開くと「キャンセルがあったので本日空き有」的なことが書かれていたので、ソッコーで電話してなんとかなったわけです。

喫茶店(カフェではなく喫茶店)というか美容院というか、不思議な外観。内部もフレンチレストランっぽくない。
お通しのピクルス。ヤングコーンのピクルスが面白い。
ウニと何かのゼリー。いつもそうですが、つい北島亭と比較してしまう。
鮎。美味しいけれど、盛り付けがファミレスみたいなのが残念。
パンとリエットは食べ放題。結構美味しくて進む進む。これだけでおなか一杯になりそうです。
スープドポワソン(魚のスープ)。美味しいのですが、味の濃い私ですら濃いなあと唸ってしまうほどでした。
サンマのクレープにぶくぶくスープとカボチャ。これはちょうど良い濃さで美味しかったです。
お魚。盛り付けがセンス無いよなあ。

牛肉。バリバリ赤身で美味しい!と推されてましたが、味わいは中くらいといったところ。
連れは豚肉。牛と違いがわからん…。
デザートにプリン。見た目はアレですが、これはめちゃくちゃ美味しかった!卵の味が濃厚!

夜にカプチーノを飲むのはヘンな感じがしますが、どうしてもウサギちゃんが欲しかったので注文してしまう。耳がたまらんね。

どの皿もそこそこ美味しい。ただ、盛り付けが普通すぎてテンションがあがることはありませんでした。近所にあればしょっちゅう通いたいけれど、リダイヤル100回して予約とって電車乗って行く程ではありません。

なんとなくネガティブな記事になってしまいましたが、期待が大き過ぎただけであって、フラットな気持ちで臨めばリーズナブルなお店だと思います。


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OGINO
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アンドセジュール/多摩川

東横の多摩川駅から徒歩3分。人の流れが全く無いこんなところにフレンチレストランがあったとは…。しかし満席。そりゃそうだ、安くて美味しいもん。ワインの値付けも安すぎて不安になってしまう。
天使エビのカダイフ包み。最近カダイフを使った料理が流行ってますね。
ガスパチョ!スパニッシュですが、暑い日だったのでキニシナイ!こういう柔軟なところ、すごく好き。
ハラミを焼いたやつ。フレンチの伝統的な牛肉料理って、あっさりした赤身をしっかり焼いて、バターをしっかり効かせたどっしりとしたソースを使うことが多い。日本人はサシが大量に入った肉を好むので、日本のフレンチで肉を出すのはとても勇気が必要です。だって脂たっぷりの和牛なら塩コショウレモンが一番うまいもん。当店はその伝統的な調理で攻めてくる。楽しめました。ワインがぶがぶやで。
デセールもこってり美味しかったです。

とても満足。でも、もったいない。これだけのセンスと技術があれば、東京の端っこで細々とやってないで、スポンサーを見つけて都心でグランメゾンやればいいのに。雇われ料理人なら所詮は人の店、儲けとかそれほど気にすること無く存分に才能を発揮できるでしょうに。

難しい問題ですね。自由を求めて小さな自分の店をもつと、商売を常に意識するようになり、自由に料理をできなくなる。雇われシェフで組織に縛られたほうが、逆に才能を発揮できる。このジレンマを打破できる"何か"が見つかれば、日本の食シーンは劇的に向上すると思います。誰か見つけてください。


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Un de ces jours
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