タケマシュラン: 串焼きあだん本店／安里（那覇）

栄町においてトップクラスの人気を誇る当店。創業39年という歴史がその意義を証明しています。私も3ヶ月前に姉妹店を訪れ、すぐに恋に落ちました。満を持して今回はその本店に突入。

当店の美点は何と言っても食材のプレゼンテーション。サンセバスティアンを彷彿とさせる料理の発表形式は遊園地のビックリハウスのような楽しさがあります。

我々は18:45頃に予約ナシで何とかカウンターに滑り込むことができたのですが、その後もひっきりなしにフリーの客が訪れ満席に肩を落とし帰って行き、電話が鳴れば「今満席でして～」の連続。必ず予約してから行きましょう。

オリオン生で乾杯。先ほどの残念な沖縄料理から心機一転です。

上から順にベビーコーン、アスパラ、大葉、卵に厚揚げです。全ての食材を豚肉で巻いてあることにつき、豚食文化・沖縄の底力を感じました。

火を通した瞬間に全ての食材が活気付く。いずれも期待通りの味わいなのですが、特に気に入ったのは厚揚げ。ただ焼いてあるだけでなく、薬味やタレも追加投入されており、ヘルシーながら腹に溜まる、満足度の高い1本でした。

魚介類も試してみるか、ということで季節モノの鰯。丸焼きで食べ応え抜群。ワタの苦味に皮目近くの脂の甘さがいいですね。大した味付けなどせずとも旨味の塊となる優秀な魚。ごちそうさまでした。

お会計は2人で合計2,300円。信じられない費用対効果の高さです。いわゆるセンベロ系のお店は確かに1,000円で済むもののジェノサイドな味覚が続くことが多いですが、当店は価格を問題にする以前に料理としてきちんと美味しい。うりずんにて意気阻喪した我々を慰めるに充分な2軒目でした。

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私はヒールからスニーカーまでイケるクチです。三ツ星店もいいけど、場末の飲み屋街も魅力的。

おひとり様大歓迎の名酒場100軒を掲載。ひとり客の割合・男女比・ビールの値段などを「酔い処早見表」として整理されており読み易いです。紙媒体だと1,000円近くする本が、Kindleだとたった500円でお買い得！

串焼きあだん本店

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