ソーントーン・ポーチャナー（Sornthong Restaurant、頌通酒家）／プロンポン（バンコク）

ローカルはもちろん、世界各国からの観光客にも大人気のお店。時間帯によっては行列が生じているので、予約したほうが良いでしょう。
軒先には大量の生簀が展示されており、ちょっとした水族館のようでもあります。オーダーすると水槽から威勢よく魚介類を掬い取り、そのまま調理へと移ります。
イカをシンプルに焼いたもの。贅沢な厚さでのカットであり、ムチムチとした歯ごたえが堪らない。
塩コショウはもちろんのこと、ソースもいくつか用意されていたので、好きな味で好きなだけ食べることができるのがいいですね。
大ぶりのエビをこれでもかと敷き詰め、ガーリックチップス的なドライシーズングをバラバラとふりかけた逸品。ハワイのガーリックシュリンプをベースにオリエンタルなスパイスを効かせたビールが進む一皿です。
白ゴハンではつまらないと判断し、海鮮チャーハン。こちらにはカニ肉が山ほど入っており、この国で甲殻類アレルギーの人はどうやって暮らしていくのだろうと身を案じる。見た目と盛り付けこそ暴力的ですが、味わいは日本のきちんとした中華料理屋のそれと同等以上です。
さやえんどうとエビの炒め物。こちらはイマイチ。先ほどの威勢の良さとは一転してたったの3匹しか入っていません。どうしたソーントーン。
ソフトシェルクラブの炒め物。こちらもガーリックシュリンプ的な味付けであり、バリバリと殻ごと頂き、殻の旨味を楽しむ傑作。ビールが進むのなんのって。
デザートにはマンゴーのブツ切りを。シンプル・イズ・ベスト。迷いの無い甘味に大満足。

飲んで食べてお会計はひとりあたり2,500円。たまらん。私はこの街でやっていけると確信した一夜でした。



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