ワイン食堂トランク ニカイゴハン/おもろまち(那覇)


数年前に、ひょんなことから知り合った沖縄在住の堀未央奈似ダイバーと飲みに行く。
「お店、予約しておきました!那覇で予約が必要なお店なんてほとんど無いんだけど、このお店は別格!」と頼もしい。
なるほど賑やかな店内。空いている席には全て「Reserved」のサイン。女子会率高し。女という生き物は安くて旨いものを見つけてくる天才なので、女性の比率が高いレストランはまず間違いありません。
コンセプトは「がぶ飲みイタリアン!」とのことで、酒が安い。19時までのハッピーアワーであればビールやワインが1杯200円です。「ダイビングが終わった後のビールって、最高ですよね!」片目をつぶる堀未央奈。
彼女がオススメするカルパッチョ。県産マグロ特有のクセの無い瑞々しさ。ガリっと強めに振られた塩がビールの消費を後押ししてくれます。
島豚のテリーヌ。味の濃い豚肉を上手く固めた一品。ジュレとの食べ合わせもグッドです。キャロット・ラペは、実は人参シリシリだったりして。
赤ワインをボトルで注文。酒屋で1,000円程度のものであり、そのクラスのワインは値付けが悪いことが世の常ですが(レストランで飲むと3〜5倍の価格設定が多い)、当店はそれをたった1,900円での提供です。なんと気前の良い。家賃や人件費、グラス代を考えれば全然儲けが無いのではないかと心配になる。
イワシのコンフィ。骨ごとバリバリと食べるカルシウム系食品です。適度な苦味にたっぷりとした脂。複雑な味覚であり、付け合せのジャガイモと共に大満足。
スペシャリテとして推されていた「俺たちのカルボナーラ・フェットチーネ」ですが、これは中くらいの味わい。麺そのものは美味しいのですが、ソースの味わいが暴力的かつ単調です。肉もフニフニした食感の薄いもので、パンチェッタ的凝縮は感じることができず。意外に麺の量も少なかった。
再び県産マグロ。こちらはカマ焼きであり、たっぷりのハーブと共にきっちりとマリネされていてグッド。ニンニクの使い方も思い切りが良く、手づかみで1ミリも余すことなく食べ切りました。

ところでどういう流れかディズニーについての議論となり、ディズニートリビアを互いに披露し盛り上がる。ちなみに私の豆知識は「タワー・オブ・テラーは国によってストーリーが違う」であり、彼女の雑学は「エレクトリカルパレードのテーマ曲には『バロック・ホウダウン(Baroque Hoedown)』という原曲がある」でした。
こちらもスペシャリテの「特製! 俺たちの手ごねハンバーグ」。これはわかりやすい味覚であり老若男女問わず誰でも好きな料理でしょう。個人的には付け合せのタマネギが好き。じっくりと火が通されており、芯の芯まで実に甘い。
〆に県産鶏もも肉。こちらもたっぷりのハーブでマリネされており、ややもするとエスニックな味わい。身の味わいもさることながら、バリィと火入れされた皮目がジューシーで実に旨い。

以上、腹がはち切れそうなほど食べてひとり4,000円程度。店員の立ち振舞いやサービスは申し分なく、料理は普通に美味しいし(変な言い方でスミマセン)、何より酒が安い。東京クオリティのレストランでお値段は3割引な感覚。オススメです。
「日曜日、投票行けるかなあ?離島は土曜日に前倒し投票することに決めたんですって。なんか、緊張するなあ」緊張?政治に関心があるだなんてエラいね。僕なんて、メルカリで売れるなら売ってしまいたいぐらいだよ、選挙権。

「ええ〜、そりゃ、緊張しますよ。だって生まれて初めての選挙だもん」ちょっと待て。ここまであんまり深く考えて来なかったけど、キミは一体何歳だ。青春は花にして恋こそはその果実なれ、その実ゆるやかに熟するを待ちて、これを摘まさん者こそ幸いなれ。


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この年は1年で10回沖縄を訪れました。1泊15万円の宿から民宿まで幅広く手がけています。
TACが世に出した一風変わった沖縄本。もはやガイドブックではなく参考書の域です。非常に情報量が多く、かつ、うまく整理されており読みやすい。大判ではないので持ち歩きやすいのも素晴らしいです。オールカラーの割に高くない。数多ある沖縄ガイドブックの中では突出した存在です。

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