駅から近いのですが、ちょっとした裏通りにあるため隠れ家的な印象を持つ当店。
アジアン キュイジーヌ エー・オー・シー（Asian Cuisine A.O.C.）の並びにあります。グリーンが豊かで健康的な印象のファサード。
外観と異なり、店内はタバコの臭いが染み付いており思わずむせ返ります。全席喫煙可能という今どき珍しいお店であり、当然にゲストも愛煙家が多い。
ランチは11:30～17:00と長丁場。ちなみに当店は19時過ぎには 閉店してしまうお店なので、ランチで勝負しているのでしょう。
セットのスープはイマイチ。ファミレスの飲み放題のそれと同等の味わいです。
セットのサラダはもっとダメ。マウスほどの小さなココットにレタスが詰め込まれており食べ辛い。また、野菜の質もイマイチであり、デロデロのフレンチドレッシングに食べ疲れてしまいます。
チキンとほうれん草のドリアを注文。サラダとは対照的に特大サイズでの提供。たっぷりのチーズが焦げつつも皿から溢れ出ており、圧倒的なシズル感を主張します。
中にはたっぷりのゴハンのベシャメルソース。手が込んでいるというよりは、どこか懐かしい味のする、オフクロの味。量がいわゆるカフェサイズの倍ぐらいあり、そういう意味でも家庭料理感があります。
十番のランチ980円でコーヒーまでついてくる費用対効果の高さは素晴らしい。味はオフィスで出てくるような風味であり、クリームもコーヒー・フレッシュと、それほど拘りがないのかもしれませんが、トータルコストとしては悪く無い設計です。
味は中の中、量は中の上、タバコの煙は凄まじい。愛煙家にとっては意義深いお店です。隣のおっちゃんがあまりにも旨そうにタバコをプカプカしているので、思わず私も試してみたくなりました。
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東京カレンダーの麻布十番特集に載っているお店は片っ端から行くようにしています。麻布十番ラヴァーの方は是非とも一家に一冊。Kindleだとスマホで読めるので便利です。
