Fromagerie Danard/Paris


今回の旅行で最後の食事。「チーズをめぐる冒険」を締めくくるににふさわしい当店。
チーズとシャルキュトリー(肉加工品)の専門店であり、イートインスペースも完備しているのです。
ワインもフランス各地のものを数多く販売。グラスワインは5ユーロからで、ボトルワインはショップ価格に7ユーロを追加すると抜栓してもらえます。
ドラピエのグラスが9ユーロだったので注文すると、思ったよりもグラスが小さい。たまたま新しいボトルから注ぎ始める所だったので、急遽ボトル1本を飲むように変更してもらいました。だってショップ価格で32.5ユーロで、抜栓料を払っても4,500円程度なんだもん。日本の酒屋より安い。日本のレストランなら10,000円を超えてくる優良ワインですから。
スモールプレートは3つのチーズと2つのシャルキュトリ、ビッグプレートは5つのチーズと2つのシャルキュトリを選ぶことができます。
チーズやシャルキュトリの選択肢はこんな感じ。コンテやエポワス、カマンベール・ド・ノルマンディのような定番が無いのが意外。
妻はミニプレートを注文。セル・シュール・シェール、マンステール、サレールと、中々渋いセレクション。
私はフルム・ダンベール、マンステール、サレール、オッソー・イラティ、サンネクテールと全てAOP縛り。AOPとは「日本の水百選」のように、フランスの役所が定めたちゃんとした産地から造られたことの証明です。
シャルキュトリーについてはそんなに詳しくはないのですが、聞いたことのある地名に従い、コルシカ島のハムと、バイヨンヌのハムを選びました。いずれも手堅い味わいで満足です。
ボトル丸々1本と心強い味方がいるものの、やはりこれだけのチーズとシャルキュトリでは塩気が強すぎます。バゲットの消費ペースが速まり、おかわりまでしてしまいました。

良いコンセプトのお店です。切って出すだけですが、哲学があり味のバリエーションも広い。ちなみに我々は事前に予約をしていたので難なく入店できましたが、フリーで来ては満席で帰るハメになる客も大勢見かけたので、興味を持たれた方は是非予約してから訪れましょう。



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