那覇市牧志にある「羊羊火鍋(ヤンヤンヒナベ)」。四川風の火鍋の専門店ですが、ランチタイムはその味覚を活かした刀削麺(とうしょうめん)を提供しています。国際通り近くの少し奥まった場所にあるライオンズマンションの1階に入居しています。ちなみに沖縄のライオンズマンションの入口はライオンではなくシーサーが出迎えてくれますこれ豆な。
店内は不思議なレイアウトで、奥に細長く唐突に段差のある掘りごたつ風のボックスシートが現れます。文字で表現するのが難しい。私はこれまでそう少なくない飲食店にお邪魔してきましたが、この座席構成は初めてです。注文を済ませると、メニューには無いブツをサービスでお出し頂けました。いわゆる中華風のナムルであり、もやしのシャキシャキとした歯ごたえが心地よい。昼から酒が欲しくなる味覚です。
ランチタイムのサイドメニューにあたる餃子。厚めの皮が特長的で、焼き目はパリッと香ばしく、それ以外の部分は吸い付くようなモチモチとした食感。歯ざわりを感じるほどニンニクが組み込まれており、タレををつけずともそのままで十分に満足できる調味の強さ。ビールが欲しくてグヌヌ状態です。
ランチの看板メニューのひとつである「牛肉刀削麺」。豚骨文化圏である沖縄には珍しく牛骨をベースにしたスープであり、程よい甘味が印象的。薬膳っぽいニュアンスも感じられ、濃厚ながらも爽やさまで感じられる多層的な味わいに仕上がっています。
主役の刀削麺は不揃いに削り出されたランダムな厚さが魅力。中心部のもっちりとした弾力と、端の薄い部分のピラピラとした喉越しのコントラストが噛むたびに異なるリズムの食感を生み出します。
辛味に強い連れは「麻辣牛肉刀削麺」を注文。ひとくち味見させて頂きましたが、先の「牛肉刀削麺」のスープをベースに唐辛子の辛味が増したなという印象。山椒を含めた複数のスパイスの深みというよりは、唐辛子の風味が支配的に感じました。
以上の麺が1杯千円程度。沖縄そばの1杯千円超えが当たり前となりつつある昨今、このように手の込んだ各国料理も同程度の価格で楽しむことができるのは嬉しい限り。ディナータイムは火鍋を中心とした料理に飲み放題を付けるプランもあるようなので、辛味に耐性のある方は是非どうぞ。
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