うちなぁすば家 みまる/三原(那覇市)

那覇市三原、観光客があまり訪れることの無い住宅街のどんつきに開業した「うちなぁすば家 みまる」。古民家をリノベーションした白い瓦屋根のかわちい外観です。ゆいレール安里駅から徒歩約7-8分ほど。那覇中心部としては珍しく10台近い駐車場を装備しています。
古民家と言えど内側はピカピカに整えられており、開放的で清潔感があります。基本は畳の座敷席ですがテーブル席も用意されており、おひとりさまから家族連れまで利用しやすい雰囲気です。玄関で靴を脱いで上がるスタイルで、まるで親戚の家を訪れたかのような気分である。
こちらは「アーサ入りゆし豆腐そば」の定食セット。単品のそばにいくばくかの追加料金でジューシーと小鉢(もずく、人参しりしり、ジーマーミ豆腐のいずれか)が付いてきます。
アーサ入りゆし豆腐そば。スープはカツオと豚のダブル出汁でしょうか、透き通った黄金色が美しい。ひと口含むとカツオ節の華やかでキレのある香りが鼻を抜け、その後に豚骨をじっくり炊き上げた動物性のまろやかなコクが追いかけてきます。雑味が一切なく、塩味も角が取れていて上品な口当たり。そこへフワフワとした食感のゆし豆腐の優しい甘みが溶け出し、アーサの鮮やかな磯の香りが加わります。ちゃっかりソーキも入っているのが嬉しいです。
麺は3種から選ぶことができ、コチラは「太麺ちぢれ」。かつてのスタンダードであった茹で置きの麺に油をまぶして保存性を高める手法から脱却し、注文を受けてから生麺を茹で上げており、厚みのある麺を強めにちぢれさせることで口の中で踊るような食感と、押し返すような力強い弾力を生み出しています。
トッピングの三枚肉は別皿で登場。甘辛いタレでしっかりと煮込まれており、まるで居酒屋のツマミのようでビールが欲しくなります。セパレート形式にすることでスープのクリアな味わいを最後まで独立して楽しむことを企図しているのかもしれません。
ジューシーは具沢山でしっかりとした味付けが特長的。しっかりと脂が回っており、淡麗なそばのスープを口に含んだ後にジューシーを頬張ると、動物性の旨味と炭水化物の甘みが重なり合い、貴方の血糖値スパイクは約束された。
軟骨ソーキそば。コチラの主役は箸で触れるだけで崩れるほどトロトロに煮込まれた軟骨ソーキです。麺は追加料金で「もずく麺ちぢれ」に変更。生地にもずくを練り込むことで独特のザクザクとした歯ごたえが生まれ、爽やかな磯の香りがふわりと広がります。ヘルシーな印象ながら、噛むほどに小麦の旨味ともずくの風味が交差する、唯一無二の多重奏を楽しめる麺です。
とにかく麺が美味しい店でした。大盛にすれば良かったなあ。ちなみに週末限定(?)で「鶏のみを使用し6時間以上かけて作った濃厚スープ」という鶏白湯が用意されるらしいので、次回はそちらを試してみたい。

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