米国本土で爆発的なムーブメントとなった「スマッシュバーガー」の技術とカルチャーをグアム市場へ本格的に導入したパイオニアとして知られている「スタックス スマッシュ バーガーズ(Stax Smash Burgers)」。元々は毎週水曜日に開催されるチャモロマーケットに出店していて、長い行列を作るほど人気のハンバーガー屋さんでしたが、行政地区であるハガニアに満を持して実店舗をオープンしました。
店内は腰壁に張られた鮮やかなブルータイルが第一印象を決定づけます。明るくカジュアルな空間で、こぢんまりとしており、テーブル席を中心に席数は少なめ。店内で食べることは諦めて、最初からテイクアウトで注文しているゲストが多かった。
私は「Classic Burger」のパティをダブルにし、ポテトは「Boonie Style Fries」という、チーズやソースがたっぷりかかったスタイルで注文しました。
ところで「スマッシュバーガー」についておさらいしておきましょう。「スマッシュ」製法とは、新鮮なひき肉で作ったパテを熱いグリルに文字通り押しつける(スマッシュする)調理法のこと。パティを極限まで薄く押し潰して鉄板に焼き付けることにより、挽肉に含まれる脂質とタンパク質が急速に熱凝固し、独特のカリカリとしたクリスピーなクラストが生まれます。
主題の「Classic Burger」。グラウンドチャック(牛肩肉)とブリスケット(胸肉)のブレンドで作られているそうで、メイラード反応による旨みたっぷりの焼き色がつきます。
バンズにつき、アメリカで一般的な少し歯ごたえのある硬いバンズとは対照的に、極めてフワフワとした柔らかいバター風味のものを採用しています。その独特のテクスチャーによりスマッシュされたパティの食感を対照的に指示しているように感じました。
「Boonie Style Fries」はプレーンのフライドポテトにアメリカンチーズとグリルドオニオン、そして当店自慢のOGソースをたっぷりとトッピングしたひと品。なのですが、ちょっと味が濃すぎで多すぎかな。パティの味わいが特長的なので、ポテトはプレーンなもので充分だったかもしれません。
美味しかった。ただ、美味しかったのですが、スマッシュ製法の特性上パティ自体が極めて薄くなるため食べ応えに乏しく、ダブルでこれなのだからデフォルトのシングルだったら瘦せてしまったかもしれません。
とは言えグアムという限られた人口規模の市場において、単なるアメリカンクラシックバーガーではなく職人技としてのスマッシュバーガー技術を定着させた記念碑的な存在であることは間違いなく、ハガニア地区を歩くなら、この店をルートに組み込むことを強くお勧めします。
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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。





