フレンチおでん 赤白(こうはく) 阪急三番街店/梅田

梅田エリアで絶大な人気を誇り、行列の絶えない「フレンチおでん 赤白(こうはく)」グループ。和食のおでんをベースに、フレンチの技法・ソースを融合させた創作料理が自慢です。ルクア、ホワイティ梅田など複数店舗を展開するのですが、この日は阪急三番街店にお邪魔しました。食べログでは百名店に選出されています。
オンラインでの予約システムがありますが、この日はパっと思い立ってお邪魔したので軒先で10分ほど並びました。滞在時間は120分というルールがあり、目の前のタブレットでカウントダウンが始まるのでドキドキします。店内は厨房を囲むカウンター席のみで、席間は狭く隣席のヒジがガンガン当たって落ち着きません。また、案内役のスタッフのネイルがゴテゴテで、飲食店としては違和感を覚えました。
お酒はびっくりするほど安いですねえ。ローランペリエのグラスが935円と信じがたい価格設定であり、しかも平日18時までに注文すればボトルワインは20%オフであり、つまり写真のローランペリエのボトルを4千円台で楽しむことができました。酒屋で買うよりも安い。このとき私はニコニコであった。
お通しは1人290円で、写真のお菓子の盛り合わせが出てきます。うーん、食前・食中にこんな甘ったるいチョコレートやファンシーポップコーンは合わないので、もうちょっと考えて欲しいところです。何ならポテトチップスでいい。
フォアグラの茶碗蒸し。フォアグラの風味を手軽に味わってもらおうという心意気は買いますが、味わいは中くらいです。無理にフォアグラコストをかけるよりもアパレイユの質を
上げたほうがいいと思う。
釜揚げシラスとケールのサラダ。味は悪くないのですが、量がびっくりするほど少ないですね。「ジランドール」の朝食ビュッフェの小皿よりも少ない。高くなっても良いので、サイズを選ぶことができるようにしてもらいたいものです。
看板メニューの「大根 ポルチーニ茸のクリームソース」。コンソメの風味が染み込んだ柔らかな大根に、ポルチーニ茸の香りが立つ濃厚なクリームソースを合わせました。ポルチーニ特有の土や木の実を思わせる独特の香りがソース全体を支配しており、大根の水分量を上手くマスキングしているのが面白い。アイデア賞のひと品です。
牛肉をオリーブとともに煮込み、火を通したキャベツと白インゲン豆を合わせました。牛肉の繊維は煮込まれて柔らかくなっているものの、エキスが流れ出てパサつきが感じられるのが気になります。
お好み焼きにチーズのプティサヴォアを組み合わせました。生地自体はふんわりとした軽い食感に焼き上げられており、そこに溶けたチーズの塩気と脂質が加わることで、キッシュに近いジャンクな満足感が演出されています。大根と同様、アイデア賞なひと品です。
仔羊もも肉のロースト。千円程度といった価格を考えれば仕方がないのかもしれませんが、ラムの質がパっとしません。ソースも変に凝っており味わいに統一感が無い。素材の味を楽しむというよりは、力強いソースで無理くり食べさせているような印象を抱きました。
リガトーニはポンポコリンですね。具材はナス、ソースはトマトというシンプルな構成だからこそ、平凡を通り越して退屈な仕上がりが際立っていました。
リベンジでパスタをもう1皿お願いするのですが、なんだこの緑のベチャっとしたやつは。こういうビジュ、気にならないわけ?味わい以前に美意識をもうちょっとナニして欲しい。もはやこれまでと判断し、お会計をお願いします。
以上の料理を2人でシェアし、シャンパーニュを1本飲んでお会計はひとりあたり6千円強。ワインはお値打ちですが料理はファミレス以上ビストロ未満といった程度であり、「俺の~」のジェネリックといった印象です。

とは言え酒は安いので、ワインを飲むついでにフランス料理風のツマミをチョコチョコつまむ、といった使い方であれば活躍しそう。しっかりした食事というよりは0次会2次会といった用途でどうぞ。

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