ザ・テラスクラブ アット ブセナ(The Terrace Club at Busena)/名護(沖縄)

毎年恒例、春先に滞在する「ザ・テラスクラブ アット ブセナ(The Terrace Club at Busena)」。沖縄本島北部、許田ICから南下し喜瀬ビーチ近くにあるブセナリゾートの敷地の外れにひっそりと佇む「スモール・ラグジュアリー・ホテルズ・オブ・ザ・ワールド(Small Luxury Hotels of the World、SLH)」に加盟するホテルです。
何度訪れても惚れ惚れとするエントランス。当リゾートにつき、旗艦ホテルは沖縄サミットが開催された「ザ・ブセナテラス」なのですが、あちらは子連れの家族向けホテルであり全盛期のお台場状態。当館は子供は出入り禁止のアダルト・リゾートであるため客層が安定しています。加えて数年前よりも20-30%ほど値上げしているため、よりゲストのレベルが限定されたような気がします。
お部屋は「クラブデラックス サンセット」にご案内頂けました。54平米で、2人で滞在するには充分すぎる広さです。今回は連日サンセットの時間帯に部屋に居なかったので、サンセットの無駄遣いをしてしまいました。心から反省しています。
館内の設備もそうですが、部屋の仕様も何ひとつ変わっていません。何も変わっていないのに再び訪れて来てしまう魔力が当館にはあります。そうだ、ネットの速度はいくらかマシになったかな。これは当館だけではなく、ザ・ブセナテラスやナハテラスにも同じことが言えることですが。
ウェットエリアにつき、壁という壁を全てスライドで開け放つことができるので、どこからどこまでかウェットエリアなのかわからないほどです。全開するとバスタブから部屋を突き抜けてお外まで望むことができます。
こちらはミニバー(?)エリア。バスルームだけでなく、このスペースにも蛇口が通っているので、火口のないキッチン的な位置づけでしょうか。ネスプレッソやお茶、水は無料。「ジ・ウザテラス」と異なりミニバーの酒やスナックは有料です。
部屋からの眺望。広々としたテラスにはテーブルのほかデイベッドも備え付けられています。さりげなく風が通り抜け、鳥のさえずりが聞こえてくる。ちなみに前述の通りお部屋のタイプは「クラブデラックス サンセット」なのですが、今回は連日サンセットの時間帯に部屋に居なかったので、サンセットの無駄遣いをしてしまいました。心から反省しています。
お楽しみの「タラソプール」。ブセナ岬で汲み上げられた海水を温めたタラソテラピー向けの屋外プールであり、多様なジェット刺激を楽しみつつ水中歩行に励みます(写真は公式ウェブサイトより)。日除けが設置されているものの、屋外であることには違いないので、濡れても良い帽子を持参すると良いでしょう。オススメは朝イチと日没後です。
スマホを含め電子機器の持ち込みは一切禁止されており、また女子はラッシュガード着用(もしくはそれに準じるダサい水着)と硬派な施設なので、インスタ女子に花柄の水着と豊胸を披露する機会はありません。結果としてアクティブな高齢者か生活に余裕のあるパワーカップルが集まることとなり、客層は非常に安定しています。
こちらはアウトドアプール。沖縄のリゾートホテルのプールは家族連れが幅をきかせていることが多いですが、当館はそもそも大人しか泊まれず、またいい大人はプールで本気で泳いだりすることも無いため、主に鑑賞用に近い風情があります。奥にあるガラス張りの建屋はフィットネスセンターで、こちらもガチで筋トレするというよりは観賞用に近い趣きです。
ラウンジにつき、14-16時はティータイム、17-19時はカクテルタイム。当館は全体がクラブフロアという位置付けであり、宿泊者全員がグラブラウンジを利用することができます。差別や分断の無い世界。
酒のラインナップは中々のもので、ワインはシャンパーニュを含んで4-5種類、ビールは自前のクラフトビール、カクテル類もスタッフが作ってくれます。最近はどのホテルのラウンジにもシャンパーニュを置かなくなり、ホテル業界全体が貧乏臭くなっているように感じるのですが、当館は意地でも泡をキープしてくれています。
ちなみに以前はちょっとしたツマミがテーブルに置かれ自由に取って食べて良いという仕組みだったのですが、スタッフがそれらを盛り付け1人前ワンプレートを用意するという運用に変わっていました。これでいい。ヘンにアペリティフタイムの料理を豪華にするとラウンジコジキフエールの法則があるから。
翌朝はブセナリゾート内をお散歩。ちなみに当館宿泊者はブセナリゾート内の施設を殆ど自由に利用することができるので、本気で泳ぎたい場合は「ザ・ブセナテラス」の屋内プールを利用すると良いでしょう。なお、「ザ・ブセナテラス」宿泊者は「ザ・テラスクラブ アット ブセナ」の施設は利用できません。これが不可逆的な格差社会です。
ある日の朝食は「ザ・ブセナテラス」の和風レストラン「真南風(まはえ)」にお邪魔しました。が、これが大失敗。いくらホテルのダイニングだからと言っても、全く酷い朝食でした。大人しく「ザ・テラスクラブ アット ブセナ」で摂れば良かったと大変後悔した朝食でした。
朝食は宿泊者限定のレストラン「ファインダイニング(Fine Dining)」にて。地元の上質な野菜を多用する健康至上主義な朝食であり、以前に比べるといくらか肉類も増えて私得。詳細は別記事にて。
それにしても「ザ・テラスホテルズ」系列の食事のレベルの低さは何とかならんもんか。ある日の軽食で訪れた「マロード(Maroad)」というカフェにつき、サンドイッチは貧困の極みとも言える構成であり、人生ワーストに迫る勢いの味覚でした。もう二度と「ザ・テラスホテルズ」系列で食事は摂らないを決意しました。1年ぶり計18回目ぐらいの決意です。
もちろんこれだけの巨大リゾートの胃袋を賄うには色々と難儀することが多いことは承知しており、そんなに旨いもん食べたければ山を越えて「ザ・ひらまつ ホテルズ&リゾーツ 宜野座」へ行けば宜しいというご意見はごもっとも。あくまで当リゾートのストロングポイントはランドスケープデザインなので(写真は公式ウェブサイトより)、食事というよりも景観・建物・景観を楽しむつもりで訪れましょう。
話がリゾート全体へと飛躍してしまいましたが、「ザ・テラスクラブ アット ブセナ(The Terrace Club at Busena)」の美点は客層の良さであり、パパ活カップルや半グレっぽい輩を上手く排除できています(写真は公式ウェブサイトより)。その雰囲気の良さに心惹かれてしまい、ここ暫くは「ザ・ブセナテラス」への宿泊は控えていましたが、ヴィラタイプの部屋であれば当館と同様に子連れNGのようなので、次回はそちらも試してみようかしら。

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寒い季節は沖縄で暮らしているので、旅行やゴルフだけで沖縄に来る人よりかは一歩踏み込んでいるつもりです。沖縄の人ってネットに書き込みしないから、内地の人が知らない名店が結構多いです。
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